イキウメ・前川知大「(下)ですが、(上)観てないと駄目とか微塵もありませんので大丈夫」

2013.5.2 11:32配信
『獣の柱』 撮影:野口博 『獣の柱』 撮影:野口博

5月10日(金)東京・シアタートラムで開幕するイキウメの新作『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』。初日を目前に控えて、稽古場より作・演出の前川知大からメッセージが寄せられた。

イキウメ『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』チケット情報

■前川知大より
『図書館的人生 Vol.2』(2008年)の中の1篇として上演した、『瞬きさせない宇宙の幸福』は、アマチュア天文家の二階堂と隕石の出会いを描いた短編です。その時にこれは大きな物語になると思って、「壮大な年代記の一部なんだ」と劇団員にその構想を話しました。皆面白がってくれて、いつかやろうと盛り上がりました。ですが、日常から少しずつズレて大状況になっていく、というイキウメのスタイルでそれが作れるのかなー、というのがあって今までやっていませんでした。大状況のリアリティをどうやって演劇的に確保できるのかな、という課題がありました。
昨年末、劇団が10年ということで、『図書館的人生』の短篇を傑作選的に上演しました。作っているうちに、ただ並べるのではなく、こっちの方がドキドキするぞ、と結果リミックスされたものが出来ました。これが上巻です。
下巻は『瞬きさせない~』に挑戦しようと思いました。短篇の長篇化、それが『獣の柱』です。
そういうことで、「まとめ*図書館的人生」は「圧縮とフルスケール」の上・下巻上演ということになりました。
図書館(下)ですが、(上)観てないと駄目とか微塵もありませんので大丈夫。今回初めて観るという方もご心配なく、です。
どうぞご期待ください。

■『獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)』あらすじ
ある日、アマチュア天文家の二階堂は、小さな隕石を拾います。その隕石は、見る者に恐ろしいほどの幸福感をもたらしました。夢中にし、思考を奪い、自分で目をそらすことはできません。一人で見たら最後、死んでしまうまで見続けることになるのです。そして、隕石が落ちた後、空からは巨大な柱が降り注ぎました。それは人々にあきれるほどの祝福を与え、静寂のうちに人々を支配しました。世界は大きく変わりました。柱は人間に何を課し、何から解放したのか……。

公演は5月10日(金)から6月2日(日)まで東京・シアタートラムにて。その後、福岡、大阪でも公演。いずれの公演もチケット発売中。

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