『オブリビオン』のトム・クルーズ(C)2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

トム・クルーズが、『ミッション:インポッシブル』5作目への出演を正式に契約した。監督、脚本家は決まっていないが、『アウトロー』のクリストファー・マッカリーが候補のひとりに挙がっているという噂だ。

シリーズ4作目『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』は、1億4500万ドルの予算で製作され、全世界で7億ドルを売り上げる大ヒットとなった。これはクルーズのキャリアで最高記録。5作目が製作されることは早くから予測されていたが、クルーズとパラマウント・ピクチャーズが契約を交わしたことで、ようやく正式になった形だ。監督、脚本家は近々決まる予定。いざ決まったら、クルーズ、プロデューサーのJ・J・エイブラムスと一緒になってストーリー作りが始まる。

一方で、クルーズの最近の主演作『アウトロー』も、続編の話が進んでいる。同作品の世界興収は2億1600万ドルで、『ミッション:インポッシブル』に比べると地味だが、製作費も6000万ドルと低かったため、シリーズのスタートとしてはまあまあの成績と考えられている。クルーズはこのほかにガイ・リッチー監督作『The Man from U.N.C.L.E.』への主演も決まっているが、これも成功したらシリーズ化される予定で、多忙な状況が続きそうだ。クルーズの最新作は5月31日(金)に日本公開される『オブリビオン』。

文:猿渡由紀