事例2:結婚相談所での婚活が合わない女性のタイプとは?

企業広報の真美さん(仮名・31歳)は、20代から婚活していました。しかし合コンに100回以上参加しても、マッチングできなかったといいます。

そこで「女性は33歳まで限定」の個人経営の結婚相談所に入会。

ところが、お見合い写真撮影の時に、清楚なファッションを強いられます。「自分らしくないことをさせるの?」と抵抗感を覚えますが「相手を見つけるため」と自分に言い聞かせて我慢したそうです。

「オファーの男性は行政書士や弁護士、公務員、大手企業勤務と社会的にエリートといわれている人たちばかり。でもほとんどが7歳から10歳以上の年上。不安でなりませんでした」

結婚相談所の所長は「婚活市場では、女性の年齢より平均7歳以上の年上の男性とマッチングすることが多い」と言われたそうです。

「同年代を希望してもオファーがない。そこで年上でも社会的に認知されているエリートに絞ることにしました。でも実際にお見合いをすると40代の公務員は病んでいたし、45歳の証券マンの男性は自分から誘ったのに食事が終わった後に割り勘と食事代を要求されてショックを受けました」

結婚相談所での婚活は意味がないと悟った真美さん。1年も満たないうちに退会したそうです。

真美さんの起死回生

男性に選ばれるというシステムの結婚相談所は自分に合わないとわかった真美さん。

そこで自分らしさがわかれば、パートナーも見つけやすいとわかり、自己啓発セミナーに参加したり、心理学の本を読んだりして自分探しの手がかりをつかもうとしました。

コロナ禍になり、オンライン婚活が流行ります。「オンラインで探すのは難しい」と痛感し、さらにアプリでもうまくいかなかったので婚活を断念しようとしたときに、以前から住んでみたかったハワイで、キャリアを活かせる仕事が決まったのです。

現在ハワイで精神的に落ち着いた生活をしている真美さんは、婚活は自然に任せると決めたそうです。

事例2の教訓

自分で自分の人生を切り開いていこうとする女性は、従来型の結婚相談所で探すのは難しいかもしれません。

婚活の一つと割り切って、もし合わないとわかったら、方向転換をしましょう。