事例3: 結婚相談所のタイプをしっかりと見極め

恋愛が苦手な架純さん(仮名35歳)は、30歳を過ぎた頃から恋愛結婚に対するあきらめムードが高まったといいます。

「一人っ子のせいか、早く親を安心させてあげたい。できたら子供が欲しい。でも恋愛は苦手。だからといって結婚相談所でお見合いするという、がっつり婚活も苦手。ずっともやもやしていました」

ある日、オンライン女子会で、結婚相談所の主催者がゆるい婚活コミュニティを主催しているという情報を聞いた架純さん。

さっそく問い合わせてみると、40代後半の結婚相談所の女性所長が「友達感覚で参加できますよ」という一言に安堵して、そのコミュニティに参加したそうです。

「ゆるいコミュニティには、意外なことに既婚者も混じっていました。でも婚活したい人には独身限定の飲み会や合コンなどもあって、成婚カップルもいたんです。予想以上に楽しかったので、入会しました」

女所長にカウンセリングをしてもらってからお見合いに臨んだ架純さん。でも恋愛下手からなかなかうまくいかなかったそうです。

「でも1年ぐらい経った頃に、コミュニティで知り合った2歳上の男性からお見合いのオファーが。最初はピンときませんでしたが、女所長の勧めでお見合いをしてみました。友達感覚で付き合っていくうちに、徐々にお互いの良さがわかってきて、お見合いから1年後に婚約しましたね」

架純さんの成功の秘訣

「ゆるーい婚活をしたい」という希望通りの結婚相談所に巡り合えた架純さん。。恋愛のような気持も生じて、幸せな花嫁となりました。

友達からゴールインというカップルは意外に多いです。自分が望む婚活のスタイルを見つけた女性は成功しやすいといえますね。

結婚相談所はそれぞれ特色や入会条件などが違います。入会する前に、その相談所や婚活コンシェルジュの婚活に対する考え方をしっかりとリサーチしましょう。

リサーチ不足は、時間とお金の浪費やトラブルを招くことになりかねません。

縁を依頼するわけですから、その方の婚活方法に納得して臨むことが婚活への近道となります。

コラムニスト、小説家、ルポライター。2万人以上のワーキングウーマンを取材し、恋愛、婚活、結婚をテーマに執筆。「英語でリッチ!」で第12回ライターズネットワーク大賞受賞。07年10万人に一人の難病を後遺症なしに完治。「生きるを伝える」(テレビ東京)に出演。ブログ:「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪」