2012Jリーグスペシャルマッチより、Jリーグ TEAM AS ONEの小笠原満男(写真右)とJリーグ選抜の中澤佑二(左)  (C)J.LEAGUE PHOTOS 2012Jリーグスペシャルマッチより、Jリーグ TEAM AS ONEの小笠原満男(写真右)とJリーグ選抜の中澤佑二(左)  (C)J.LEAGUE PHOTOS

5月8日、「東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ」の開催が発表された。6月16日(日)、ベガルタ仙台、鹿島アントラーズ、東北出身選手、ゲスト選手のJリーグ TEAM AS ONEとJリーグ選抜が対戦し、東京・国立競技場から継続した復興支援活動の重要性を発信するのだ。

東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ チケット情報

昨年はカシマサッカースタジアムで開催。「チカラをひとつに。TEAM AS ONE」のスローガンに賛同した元イタリア代表のアレッサンドロ・デル・ピエロがJリーグ TEAM AS ONEの一員としてゴールを決めるなど、23760人の観衆を沸かせた。

試合後、Jリーグ TEAM AS ONEの主将を務めた小笠原満男は「非常にいい雰囲気の中、一体感のある試合ができてよかった。ただ、これで終わりではなくて、継続してJリーグやいろいろな方々の協力を得ながら、年に1回と言わずに2回でも3回でもやってもいきたいし、今後も続けていけるようにしていきたいと思う」と語った。

「Jリーグスペシャルマッチ」はオールスターゲームと異なる。大会コンセプトは「決して忘れない」である。2011年3月11日に起こった出来事を決して忘れないという想いと姿勢を、大会を通じて全国へ発信する。コンセプトだけではない。大会収益及びチャリティーグッズの販売収益の一部、そして会場で実施する募金は、各クラブが行っている復興支援活動の補てんと、Jリーグが独自で行う復興支援活動の原資となる。

もちろん、「Jリーグスペシャルマッチ」が大会名に東日本大震災復興支援をいただくからと言って、襟を正して粛々と観戦することを求めているわけではない。東北出身のサッカー選手とともに「東北人魂を持つJ選手の会」を発足し、率先して被災地の救援・慰問活動を行う岩手出身の小笠原は昨年の試合前日、こう言った。「明日の試合を見てもらって、『サッカーって楽しかったな』『こういう試合をまた見たいな』と思ってもらえるような試合にしたい」と。

被災地選抜Jリーグ TEAM AS ONEとJリーグ選抜の面々は、スペクタクル溢れる90分間を約束する。

「2013Jリーグスペシャルマッチ」に出場してほしい11名を選出するサポーター投票は5月27日(月)10:00まで実施中。投票1回につき1名から最大11名まで選べ、同一端末から1日5票まで投票可能だ。チケットは5月11日(土)10:00~13日(月)23:59の間にJリーグチケットで早割販売、5月14日(火)11:000~17日(金)11:00の間にチケットぴあ・先行抽選プレリザーブ、5月18日(土)に一般発売。