『パイレーツ・オブ・カリビアン5(原題)』の製作チームが、監督の候補を絞り始めているようだ。浮上している数人の中には、『スノーホワイト』のルパート・サンダース氏の名前も入っている。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』は言うまでもなくハリウッドの娯楽大作の代表だが、今回、候補に挙がっているのは、意外な名前が目立つ。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーのお気に入りと言われているのは、『The Necessary Death of Charlie Countryman』のフレッド・ボンド氏。最近になって候補者に参入したのは、今年のオスカーで外国語映画賞にノミネートされた『Kon-Tiki』のヨアヒム・ローニング氏とエスペン・サンドベリ氏のコンビ。このふたりの次回作は『Spectral』の予定だったが、最近降板し、スケジュールが開いたばかりだ。4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』の監督にミュージカルで知られるロブ・マーシャル氏が抜擢されたのも意外だったが、プロデューサーたちは5作目も新鮮なアプローチで挑むつもりらしい。撮影は今年末か来年初めに開始の予定だが、監督は近日中に決定すると見られている。

文:猿渡由紀