舞台あいさつの様子

有川浩氏が故郷・高知を舞台に描いた同名小説を実写映画化した『県庁おもてなし課』の初日舞台あいさつが11日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇2で行われ、主演を務める錦戸亮をはじめ、ヒロインを演じる堀北真希、船越英一郎、高良健吾、関めぐみ、甲本雅裕、松尾諭、三宅喜重監督、原作者の有川浩氏が登壇した。

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この日は、錦戸自らが舞台あいさつの司会を務め、初日に駆けつけた観客を“おもてなし”することになったのだが、緊張のせいか終始かみ続けてしまい「もういややもん!フォローをお願いします」と堀北に助け舟を求める場面も。堀北は「はい、もちろんです。アルバイト代をくれるなら」と一枚上手の対応で、劇中さながらの軽快なやり取りを披露した。

自身の司会者ぶりに「40点。もう一生司会はしない」と厳しい点数をつけた錦戸だが、映画本編については「明日からのモチベーションになるような映画。悲しいことや辛いこと、楽しいことなど、それぞれあると思うけれど、この映画を観れば素敵な時間を過ごせると思う」と誇らしげにアピール。堀北も「自然が豊かで景色もすごくて、空気もきれいで魅力を満喫しました」と1カ月間の高知ロケを振り返り、「そんな高知の魅力や、いいところがたくさん詰まった作品に仕上がっています」と満面の笑みを浮かべていた。

映画は高知県庁に観光促進を目的に発足した“おもてなし課”に所属する職員たちが数々の難題をクリアし、壮大な観光構想の実現に向けて奔走する姿を描く。錦戸が“おもてなし課”に所属する若手職員・掛水史貴、堀北が柔軟な発想力をもつアルバイトの多紀を演じている。

『県庁おもてなし課』
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