『ザ・ディセンダンツ(原題)』場面写真

現在全米公開中のジョージ・クルーニー主演最新作『ザ・ディセンダンツ(原題)』が、ワシントンD.C.映画批評家協会賞に5部門ノミネートを果たし、主演男優賞と脚色賞を受賞したことが発表された。

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本作は、ハワイのオアフ島で家族と順調に幸せな生活を送っていた主人公が、妻の事故をきっかけにもう一度人生を見つめ直して再生していく姿を描いた作品。監督を務めたのは、『アバウト・シュミット』や『サイドウェイ』などを手がけたアレクサンダー・ペインで、実に5年ぶりの新作となる。

今回クルーニーが獲得した主演男優賞は、デッドヒートを繰り広げているブラッド・ピットを抜いての受賞となることからも、彼の盤石とも言える強さが伺える。さらに、この賞レースの結果に比例して、全米ではわずか500館強の公開規模にも関わらず、公開館数が3000、4000館にもなる大規模公開の作品と並ぶ中でどんどんランキングを上げているという。なんと10位からはじまり、現在は7位まで数字をたたき出しているそうだ。

各国の批評家だけでなく、観客にも支持を得ていることはこの数字を見れば一目瞭然。まもなく発表されるゴールデングローブ賞や、早くも来年度のアカデミー賞主要賞のノミネートが確実視されている本作に、今後もさらなる注目が集まることは間違いないだろう。本作は、日本では2012年に公開予定。

『ザ・ディセンダンツ(原題)』
2012年 TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
(C)2011 Twentieth Century Fox