『奇跡のリンゴ』

「ぴあ」調査による6月8日に公開された映画・満足度ランキングは、阿部サダヲ、菅野美穂が共演した『奇跡のリンゴ』がトップに輝いた。2位に星野源の映画初主演作となる『箱入り息子の恋』が、3位に“遺伝子組み換え”と“原発”の意外な共通点に迫るドキュメンタリー『世界が食べられなくなる日』が入った。

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1位の『奇跡のリンゴ』は“リンゴの無農薬栽培”に挑戦した木村秋則氏の実話を、『チーム・バチスタの栄光』『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が映像化した家族の物語。出口調査では「家族の絆が力強く描かれていて、阿部サダヲがすごくカッコよかった」「家族を守りながら自分の夢を叶える主人公の姿に“男の野望”をみたようだった」「家族の支えがあったからこそ主人公の志もくじけない。そんな家族の姿に胸が熱くなった」「ひとつのことに一生懸命な主人公の姿勢に感動した」などのコメントが10代から70代までの観客から寄せられた。

2位の『箱入り息子の恋』は、代理見合いから始まった内気な主人公(星野)の恋愛模様を描いた作品。観客からは「まるで自分が恋しているようで、赤面してしまう一方で、青臭く真っ直ぐな描き方に好感をもった」「障がいのある人との恋愛という深いテーマだったが、笑いもあって、胸がキュンキュンした」「純な恋愛映画であり、家族の温かさを感じられる素晴らしい作品」「笑いと感動のバランスがいい。星野源はだからこそ演じられる健太郎であり、夏帆も可愛かった」などのコメントが寄せられた。

(本ランキングは、6月8日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)