東日本復興大震災 2012Jリーグスペシャルマッチより (c)J.LEAGUE PHOTOS 東日本復興大震災 2012Jリーグスペシャルマッチより (c)J.LEAGUE PHOTOS

『東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ』のキックオフがいよいよ今週末に迫った。『スペシャルマッチ』と『オ―ルスターゲーム』は一見似たようなゲームだと思われるが、サポーター投票で最多の44万1257票を集めた中村俊輔(横浜FM)はふたつのゲームは一線を画すと言う。

「東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ」チケット情報

「去年も考えたんですけど、(スペシャルマッチは)今まで出場していたオールスターとは僕の中では感覚的に違う。一人ひとりが躍動感のあるようなゲーム、ルーズボールの激しい当たりとか、普段のJリーグのゲームと変わらないような試合ができればと思う。僕のイメージからフリーキックやパスを期待されるかもしれないけど、僕自身意識しているのは最後まで戻ってディフェンスするとか、ヘディングだったりスライディングだったり、そういうところまで一生懸命やることです」

また、俊輔はこうも言った。「『スペシャルマッチ』で僕にやれることはサッカーでいいプレーをすることしかない」と。俊輔の語るいいプレーは華麗なパスやド派手なキックではないことがうかがい知れる。『東日本大震災復興支援』を掲げる『スペシャルマッチ』では、一生懸命のプレーこそいいプレーだと俊輔は自覚しているのだ。試合に出場するそうそうたるメンバーたちも思いは同じだろう。

Jリーグ TEAM AS ONEには小笠原満男ら鹿島の面々、梁勇基ら仙台のメンバー、東北出身の選手、さらにDF・安田理大(SBVフィテッセ)、FW・大津祐樹(VVVフェンロ)、カレン・ロバート(VVVフェンロ)のオランダを主戦場とする3人がラインナップされている。

Jリーグ選抜にはGK・川口能活(磐田)、DF・中澤佑二(横浜FM)、田中マルクス闘莉王(名古屋)、MF・稲本潤一(川崎F)ら日本代表を支えたベテランとともに、DF・扇原貴宏(C大阪)、MF・石毛秀樹(清水)、柿谷曜一朗(C大阪)、FW・原口元気(浦和)ら『コンフェデ杯』後の日本代表を狙う若き逸材が顔を揃える。

年齢もポジションも所属チームも違う選手たちだが、「いいプレーを見せる」という意気込みは変わらない。

試合前日の6月15日(土)には国立競技場で両チームの公開練習が行われる。Jリーグ選抜は14時30分より、Jリーグ TEAM AS ONEは17時より、1時間汗を流す。16時20分から30分間、両チームが参加する募金活動もコンコースで実施。公開練習は無料。翌16日(日)15時に『東日本大震災復興支援 2013Jリーグスペシャルマッチ』はキックオフ。チケット発売中。