男装したはるな愛

タレントのはるな愛が13日、都内で行われた米映画『ハード・ラッシュ』の公開PRイベントに登場した。巧みなトリックを駆使し、だまし合いを繰り広げるアクションサスペンスにちなんで、はるなが“トリック級”のりりしい男装姿を披露。「どうですか? 俺、イケてます? 目指したのは、福山雅治さん」と上機嫌なはるなに対し、同席したタレントの松村邦洋は「すごいトリック! 黙っていたら、まったく分からない。声を聞くと、妙にガラガラですけど(笑)」と驚きを隠せない様子だった。

イベントの模様

約1時間のメイクで男性に変身したはるなは、「だんだん自分のタイプの男に近づいていくんですよ。でも結果的には、うちのお父さんに似てしまった(笑)」。それでも「もしこの姿で、実家に帰ったら、親は喜んでくれるかも。私自身も気持ちがいいし、とてもラク」とまんざらでもない表情を見せた。

“だましだまされ”なエピソードを聞かれると、はるなは「海外で素敵な男性に声をかけられ、親しくなったが、まだ私が男だって言っていない」と告白。一方、卓越したモノマネ芸で知られる松村は「川藤さん(元阪神タイガースの川藤幸三氏)のモノマネで、川藤さんの奥さんと電話で話したことがある」「掛布さん(元阪神タイガースの掛布雅之氏)のモノマネで、大沢さん(故大沢啓二さん)をだましたことも」と明かしていた。

映画はかつて“世界一の運び屋“と称された主人公が、ついに手に入れた妻子との穏やかな生活を守るため、ニセ札密輸計画を遂行しながら、監視の目を盗んで“あるトリック“を仕掛ける。主演を『テッド』の大ヒットも記憶に新しいマーク・ウォールバーグが務めており、「すごい迫力のだまし合い。これを観たら、人が信用できなくなるかも」(松村)、「超面白かった。次々と襲ってくる困難を、トリックで切り抜ける主人公から目が離せない」(はるな)と太鼓判を押していた。

『ハード・ラッシュ』
6月15日(土) 丸の内ルーブル、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼