(左から)菅野美穂、阿部サダヲ

感動の実話をベースにした話題作『奇跡のリンゴ』(中村義洋監督)の“父の日ありがとう”舞台あいさつが16日、東京・新宿バルト9で行われ、夫婦役で共演する阿部サダヲと菅野美穂、ふたりを見守る三姉妹を演じた子役の畠山紬ちゃん、渡邉空美ちゃん、小泉颯野ちゃんが出席した。お父さん役の阿部は、紬ちゃんが読み上げる感謝の手紙に大感激。ただ、阿部のマイクに“阿倍”と間違った漢字がシールで貼られる手違いもあり「俺もまだまだだな。阿倍ではなく、阿部なので、よろしくお願いします」と苦笑しきりだった。

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父親にまつわるエピソードに話題が及ぶと「後楽園に行くと言われたので、てっきり遊園地かと思ったら、競馬場だった」(菅野)、「うちもそれある! お馬さんの運動会に行くぞって(笑)」(阿部)とまさかの“思い出かぶり”。また、父の日を前に、阿部の父親からは「遠近両用メガネを買ってくれ」と再三メールが来たといい、「買ってあげようかな…」(阿部)と親孝行な一面も見せていた。

本作は、日本最大のリンゴ生産地・青森を舞台に、それまで絶対に不可能だといわれていた“リンゴの無農薬栽培”に11年もの間、挑戦した木村秋則氏の実話を映画化。阿部が木村氏を、菅野が夫と共に無農薬栽培に挑む妻・美栄子さんを演じる。8日に全国305スクリーンで封切られ、公開1週間で観客動員31万人を突破している。

この日は、菅野からも阿部にサプライズな贈り物が。会場に運び込まれたのは、全長2メートル70センチある“奇跡のリンゴ”仕様の特製ロングボードで「阿部さん、サーフィンが趣味だと聞いて」(菅野)。阿部もさぞかし喜んでいるかと思いきや「ちょっと引いてます…」と困惑の表情だった。

『奇跡のリンゴ』
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