『インポッシブル』(C)2012 Telecinco Cinema, S.A.U. and Apaches Entertainment. S.L.

「ぴあ」調査による6月14日、15日に公開された映画・満足度ランキングは、ナオミ・ワッツとユアン・マクレガーが共演した『インポッシブル』がトップに輝いた。2位にジェラルド・バトラーが出演した『マーヴェリックス 波に魅せられた男たち』が、3位に青野春秋の同名コミックを堤真一主演で映画化した『俺はまだ本気出してないだけ』が入った。

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1位の『インポッシブル』は、2004年に起こったスマトラ島沖地震に遭遇した家族の姿を実話を基に描いたヒューマン・ドラマ。出口調査では「3.11のときもこの映画のような話があったことを思い出し、自分だったらどう行動するのかと改めて考えさせられた」「ナオミ・ワッツの演技に圧倒された。津波のリアルさなど、製作側の意気込みを感じた」「良い意味でも悪い意味でもリアルで、これが実話であると思うととても辛く悲しい。震災をわかったつもりでいる日本人に知ってほしい」「過酷な状況の中でも立ち向おうとする長男の姿に感銘を受けた」など好評を集めた。

2位の『マーヴェリックス…』は、22歳の若さで夭逝した天才サーファー、ジェイ・モリアリティのサーフィンへの情熱を、実話に基づいて描いた作品。観客からは、「大波に挑む姿に男のロマンを感じた」「ジェラルド・バトラー演じる師匠に鍛え上げられ、人間としても成長を遂げていく主人公の姿に感動した」「サーフィンの魅力や、恋愛、家族、人生、友情などがあり、期待以上だった」「20代に観た映画『ビッグ・ウェンズデー』を思い出した。海に行ったような気持ちになれる」などのコメントが寄せられた。

(本ランキングは、6月14日(金)、15日(土)に公開された新作映画11本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)