ミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』まもなく開幕 ミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』まもなく開幕

「考える人」など数々の作品を遺したフランス現代彫刻の巨匠、オーギュスト・ロダンと、その弟子であり愛人であったカミーユ・クローデル。このふたりの芸術家の関係を描いたミュージカル『GOLD~カミーユとロダン~』が、12月8日、東京・シアタークリエで開幕する。開幕に先立ち7日、出演する新妻聖子、石丸幹二、伊礼彼方、根岸季衣、西岡徳馬の5人が取材に応じた。

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作品は、『ジキル&ハイド』『ルドルフ ザ・ラスト・キス』などを手がけ、日本でも高い人気を誇るフランク・ワイルドホーンが音楽を担当し、2003年にアメリカで初演されたもの。白井晃が演出を手がけ、今回が日本初演となる。女性彫刻家が存在しなかった時代に、溢れる才能と情熱を持って世間の荒波に立ち向かったカミーユ。ロダンとの不倫関係の末、最期は30年ものあいだ精神病院で過ごすという波乱の人生を辿ったこの女性を演じる新妻は「本当に大きな挑戦。でも私もわりとテンションが高めで感情表現が豊かな方なので(笑)、彼女を理解できます。また同じ表現者として、彼女がぶちあたった壁、置かれていた状況を思うとすごく心が連動する部分があるので、どっぷりカミーユになりきりたい」と意気込みを語った。

カミーユを愛し、彼女の才能を誰よりも認め、しかし時に彼女の前に壁として立ちはだかるロダンに扮するのは石丸。「カミーユのことを心から愛している男としてのロダン、そして芸術にまっしぐらだったロダンを自分なりに表現していけたら。後世に残る作品をどんどん作っていた男としてのカリスマも出していきたいですね」と話す。またカミーユの父は当初、古谷一行がキャスティングされていたが病気治療のため降板、代役を西岡徳馬が務める。西岡は「一行さんとは古くからの友人ですから。彼の分も一生懸命頑張ってやりたい。早く良くなって一線に復帰していただきたいと祈念しています」と語った。

公演は12月28日(水)まで同所にて。チケットは発売中。