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30周年“ザ・ハピネス・イヤー”で盛り上がる東京ディズニーリゾート。今回は、そんな東京ディズニーリゾートの30年の歴史から「7つのトリビア」をまとめました。あなたはいくつ知っていますか?
 

1. 東京ディズニーリゾートは地面すらなく海だった|約50年前

30周年のトリビアですが、話は今から53年前の1960年にさかのぼります。東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドが、京成電鉄、朝日土地興業、三井不動産の三社により設立された年です。

今でこそオリエンタルランドは、“ディズニーありきの企業”というイメージが強いのですが、実は当時に決まっていたのは、浦安沖を埋め立てた後の土地に、東洋一のレジャーランドを建てるという目標のみ。

浦安一帯は遠浅の海でした。アメリカのウォルト・ディズニー社との契約どころの話ではありません。そりゃ、土地がなければ、誘致を持ちかけるわけにもいきませんよね。

オリエンタルランド初代社長の川﨑千春氏は、カリフォルニア州アナハイムにオープンしていた米ディズニーランドを訪れ、誘致する夢を抱いていたそうですが、この時点ではまさに“夢”でしかありませんでした。

 

2. 大難産。苦節19年を経て米ディズニーと基本契約調印|34年前

米ディズニー社との交渉は、困難を極めたそうです。一般的とは言いがたいロイヤルティを要求されたり、親会社が経営危機に陥ったり。このあたりの詳細については、『月刊BOSS 2009年4月号』や、『文藝春秋2013年7月号』で、オリエンタルランド現会長の加賀見俊夫氏が裏話を語っています。興味のある方は読むと面白いのでおすすめです。

結果、基本合意に至ったのが1974年。「東京ディズニーランドの建設および運営に関する契約」(基本契約)が調印されたのは1979年。1960年の株式会社オリエンタルランド設立から、実に19年もの歳月が流れていました。

 

 

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3. 実はミッキーは雨男(ネズミ)!? |30年前:TDLオープン

総事業費は約1,800億円。1983年4月15日に、東京ディズニーランドがオープンしました。オリエンタルランド設立からは23年も経過しています。

オープン当日の天候は、あいにくの雨模様。実は東京ディズニーシーがオープンした2001年9月4日も雨が降りました。大スター・ミッキーマウスは、意外と雨男(ネズミ)なのかもしれません。

とは言え東京ディズニーランドは好調で、初年度に年間入場者数1,000万人を達成。1985年に開始したナイトパレード「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード」や、「ビッグサンダー・マウンテン(1987年)」「スター・ツアーズ(1989年)」「スプラッシュ・マウンテン(1992年)」など新アトラクションが追加され、どんどん成長していきます。

 

 

4. JR京葉線舞浜駅開業までは陸の孤島|5周年

いま思うと信じられませんが、東京ディズニーランドがオープンしてから5年間、JR京葉線の舞浜駅は存在しませんでした。舞浜駅の開業は、1988年の12月です。それまで、最寄り駅は東西線浦安駅。歩くと1時間弱はかかってしまう距離なので、バス利用です。

首都高速湾岸線の使い勝手も現在ほどではなく、よくよく考えると、交通アクセスはお世辞にも良好とは言えない状況だったんですよね。にもかかわらず、初年度に年間入場者数1,000万人を達成し、なお入場者数を伸ばし続けたのは、本当にすごいと思いませんか?

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