ベストセラー小説「Child 44」の映画版に、フィリップ・シーモア・ホフマンが出演することになった。監督は『デンジャラス・ラン』のダニエル・エスピノーサだ。

物語の舞台はスターリン時代のソ連。子供の連続殺人事件を捜査する刑事は、犯人が政府の上層部に関係するとにらむが、政府は否定する。原作は三部作で、これはその第一部に当たる。ホフマン、トム・ハーディのほか、ゲイリー・オールドマン、ノオミ・ラパスの出演が決まっているが、それぞれの役柄はわかっていない。リドリー・スコットがプロデューサーを務める。撮影はすでにプラハでスタートしている。映画の北米公開は来年の予定。

ホフマンは『ザ・マスター』で今年のオスカー助演男優部門にノミネートされた。次回作は『ハンガー・ゲーム』の第二部『The Hunger Games: Catching Fire』。

文:猿渡由紀