娘は覚悟していたようでもう反対はしませんでしたが、夫は『ふざけるな』と怒り出し、そんな様子も無視して家を出ました。

収入も貯金もあるし、実家の両親にも伝えていたし、離婚するならこのタイミングが一番だったと今でも思っています。

それから夫とは調停で争いましたが、最終的に財産分与や親権をきちんと決めて無事に離婚が成立しました。

今はひとり暮らしを満喫していて、毎日が本当に楽しいです。

ただ、家での日々を思い出すと夫と娘が楽しそうに過ごす横でまったく顧みてもらえなかった自分がいて、今でも胸が痛くなります。

娘とは離婚以来会う時間が激減しましたが、私には私の人生があり、これも仕方ないと思っています」(女性/53歳/総務)

ないがしろにされる自分を目の当たりにしながら家族のなかで過ごすのは、本当に悲しいし生きる気力を奪います。

それでも離婚を決める勇気は自分を大事にしたいからであって、たとえ家族の理解が得られなくても、行動を起こすことでしか現実は変わりません。

これからは、ひとりの人生を楽しむ時間。

それは孤独ではなく新しい希望なのだと、前を向いて歩いていきたいですね。