第35回ぴあフィルムフェスティバルは9月に開催

今秋に開催される第35回ぴあフィルムフェスティバルの自主映画を対象としたコンペティション“PFFアワード2013”の入選作品が決定。511本の応募作品の中から16作品が厳正な審査を経て選ばれた。

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PFFは、通常の映像コンペに設けられる年齢、プロアマ、上映時間などの制限を一切排し「過去1年以内に制作された未公開作品」であれば、どんな作品も受け付ける。応募された作品は、1作品につき“最低3人以上で必ず最初から最後まで1分1秒もらさず観る”というルールで審査を実施し、一次通過作品を審査員全員で審査した後に入選作品を決定している。

PFFディレクターの荒木啓子氏は「511作品にのぼる力作を前に、セレクション・メンバー16人は、連日、ときめきと緊張の時間を過ごしました。映画や映像、そして広い意味での創造に関わる人、一般観客としての視点が必要な職業に就く人、など、とりどりのバックグラウンドを持つセレクション・メンバーにとって、応募作品を拝見するのは、各人における“映画”とは何か? 何を“映画”に期待するのか? という問いかけにもなる時間であり、まだ見ぬ観客の存在を想像する、大きな責任を感じる時間であり、まだ見ぬつくり手との邂逅を、心待ちにする悦びの時間でありました」とコメントしている。

16作品は9月に渋谷のシネクイントで開催される第35回ぴあフィルムフェスティバルで上映され、5人の最終審査員による審査を実施。グランプリなどを決定した後、名古屋、京都、神戸、福岡と全国を巡回する予定だ。

第35回PFFぴあフィルムフェスティバル9月14日(土)から20日(金)までシネクイントにて開催

「PFFアワード2013」入選作品
『愛のはずみ』監督:佐藤悠玄
『いたいのいたいのとんでいけ』監督:朴 美和
『踊ってみせろ』監督:伊藤裕満
『カワツヒロアキ君、はい!』監督:河津宏亮
『きみの信じる神様なんて本当にいるの?』監督:猪狩裕子
『疾走ラブレター』監督:山本圭祐
『震動』監督:平野朝美
『それからの子供』監督:加藤拓人
『トータスと私』監督:川喜田茉莉
『His Eye Is On The Sparrow』監督:田島由深
『女島』監督:泉谷智規
『山守クリップ工場の辺り』監督:池田 暁
『夜とケイゴカー』監督:市川悠輔
『夜の法則』監督:山下洋助
『Living with the Dead』監督:富樫 渉
『LONG RIVER FRIEND』監督:荒井周士