『ジャッジ!』で共演する妻夫木聡と北川景子

妻夫木聡と北川景子が来年1月に公開される映画『ジャッジ!』で偽夫婦役を演じることが明らかになった。日本映画でふたりが共演するのは初となる。

『ジャッジ!』は、テレビCMの頂点を決める世界最大の広告祭を舞台にした物語で、審査員として参加することになった大手広告代理店の新人広告マン・太田喜一郎(妻夫木)と、同じ苗字のため“偽の妻”として太田に同行することになった「大田」ひかり(北川)が、自社のCMをグランプリにしなければクビという条件を突きつけられ奮闘する姿を描くヒューマン・コメディだ。

CMディレクターとしてトヨタの“TOYOTOWN”やサントリー“グリーンDAKARA”などの話題作を多数手掛けてきた永井聡が監督を務め、CMプランナーとしてソフトバンクの“ホワイト家族”シリーズや、トヨタの“ドラえもん”シリーズなどを手掛けてきた澤本嘉光が脚本を担当する。

澤本は「人間みんな嘘つきで、みんな正直です。いままでいくつもの世界の広告祭の審査員をした時に経験して来た、CMの賞とりレースでの不思議で信じられないような面白い出来事を、真実50パーセント、フィクション70パーセントで描いてみたら100パーセントを超えてしまいました。必死ゆえに自分を見失う大人たちと、逆に自分を見つけていく主人公の姿を100パーセント以上楽しんで、そして考えてもらえればと思います」とコメント。

永井監督は「今回、このプロジェクトに参加出来る事をとても光栄に思っています。自分が普段働いている業界が舞台なので、ノンフィクションの部分を楽しんで探してもらえればと思います。妻夫木さんも北川さんも、僕はCMでは仕事していますが、長編は初めてなので、お互いに言いたい事を言って良いコラボレーションを生み出していきたいです。おふたりの経験値も沢山借りたいと思います」と語っている。

映画は、8月上旬にクランクインし、9月中旬のクランクアップを目指す。その後、仕上げ作業を行い、松竹の配給で来年1月に全国公開される。

『ジャッジ!』
2014年1月全国ロードショー