『第9地区』のニール・ブロムカンプ監督の最新作に、『スラムドッグ$ミリオネア』のデーヴ・パテルが主演することになりそうだ。同作品は、この夏北米公開される『エリジウム』に続くブロムカンプの長編3作目となる。

タイトルは『Chappie』。ストーリーの内容は明らかにされていないが、過去にブロムカンプが作った短編映画『Tetra Vaal』に基づくものと報道されている。同作品は、南アフリカのスラム街を舞台にロボットの警察を描いたSFものだった。『Chappie』では、ブロムカンプの友人で『第9地区』に主演したシャルト・コプリーがロボットの警察を演じるらしい。コプリーは『エリジウム』にも悪役で出演している。パテルが演じるのはスラムに住む人間のリーダーとのことだ。

『スラムドッグ$ミリオネア』でブレイクを果たしたパテルは、M・ナイト・シャマラン監督の『エアベンダー』や、ヒット作『マリゴールド・ホテルで会いましょう』に出演。今週末に第2シーズンを迎えるHBOドラマ『The Newsroom』にも出演している。

文:猿渡由紀