『ジャンゴ 繋がれざる者』

クエンティン・タランティーノ監督の最新作『ジャンゴ 繋がれざる者』のブルーレイとDVDが8月7日(水)にリリースされる前に、初回生産限定のプレミアム・エディションに収録されるレオナルド・ディカプリオのインタビュー映像が公開された。

『ジャンゴ 繋がれざる者』インタビュー動画

本作は、19世紀のアメリカ南部を舞台に、賞金稼ぎのキング・シュルツ(クリストフ・ヴァルツ)によって自由を得た主人公ジャンゴ(ジェイミー・フォックス)が、はなればなれになってしまった妻ブルームヒルダを救いだすべく、極悪非道な農場主キャンディ(ディカプリオ)と壮絶な戦いを繰り広げる姿を描いた作品。ディカプリオは残忍な農場主キャンディに扮して高い評価を集めた。

これまでにクリント・イーストウッド、マーティン・スコセッシ、スティーヴン・スピルバーグ、サム・メンデスら名立たる映画作家と仕事してきたディカプリオはインタビュー映像で「映画は監督の表現手法なんだ。映画作りで大切なのは、俳優やスタッフ、観客を作品の世界に入りこませる監督だ」とした上で、タランティーノ監督を「当代きっての偉大な監督」と評する。中でも彼はタランティーノが“現実の歴史”をモチーフにしながら、まだ誰も観たこともない物語を紡ぎだす手腕を高く評価しており「彼はこの映画で、アメリカ史の重要な出来事を再現するという賭けに出た。歴史的な出来事を描いていながら、娯楽性も求めて、男が愛する女の元に戻るおとぎ話にした。タランティーノのような映画監督しか、それに挑む勇気と独自性を持ち合わせていない」と賞賛する。

本作で監督は、愛するマカロニ・ウェスタン(イタリア製の西部劇)のテイストやモチーフを巧みに活用しながら、アメリカ人の誰もが目を背けたがる“奴隷制”を題材にした。奴隷を解放する賞金稼ぎの男と、かつて奴隷だった男のコンビが主人公で、ディカプリオ演じる農場主は奴隷を人とも思わない極悪人でありながら、側近である黒人奴隷頭のスティーヴン(サミュエル・L・ジャクソン)にいいように操られている。ディカプリオも「最後に僕たち4人が相対する時、登場人物たちの関係が実を結ぶんだ」と語っており、キャラクターの“一筋縄ではいかない関係”も本作の大きな見どころになっているようだ。

『ジャンゴ 繋がれざる者』
・ブルーレイ プレミアム・エディション
 本編ブルーレイ+ボーナスディスク 6980円(税込)
・ブルーレイ&DVD コンボ
 本編ブルーレイ+本編DVD 4980円(税込)
8月7日(水)リリース
※初回生産限定
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント