4: 子どもと過ごす時間を減らした

「娘を育てていた時『専業主婦なのだから』と、実家や学童保育に預けることなく幼稚園や学校の後の時間をいつも一緒に過ごしていました。

女の子でしっかりしていましたが、やはり子どもは子ども。一緒にいすぎると本当に自分の時間がなくなって、とてつもないストレスになるんですよね。

娘に怒ることも多くなって、今考えれば逆にかわいそうなことをしたかもと思っています。

9つ年齢の離れた息子を産んだ時はその時の反省を活かして、パートですが働きに出て、保育園に入れて小学校に入ってからも学童保育を利用しています。

娘はすでに高校生ですが、『昔のママめっちゃ怖かった』と笑われます」(パート勤務/45歳)

子どもが小さいうちは一緒にいてあげたいと、できるだけ多くの時間を子どもに費やすママは多いはずです。

しかし、子どもと過ごす時間が多くなると、おのずと自分自身が自由に使える時間はなくなってしまいます。

少し周囲を頼ったり、場合によっては仕事を始めたりすることで自分自身の時間を確保することは、子どもに対して優しい態度で接することができる余裕につながります。

専業主婦のママの場合は、パパの方が「時間にも心にも余裕があるだろう」と思い込んでいることも。遠慮することなく、思っていることや悩んでいることを伝えてみることも大切です。

5: 人との連絡を減らした

「義母や友人との連絡頻度を減らしました。ただでさえ育児で暇がなくて疲れているのに、余計な情報が入ったり、気を使ってコミュニケーションを取ったりすることが嫌になってしまって。

今は何か用事がある時以外は、両親と夫、本当に親しい友人としか連絡を取っていませんが、特に支障はないです。

子どもに対してもイライラすることが減って、本当に余計なことに神経を使って子どもに八つ当たりしている部分があったと反省しています」(旅行関係勤務/37歳)

いつでも誰かと連絡を取っていたい、というタイプでない場合は人とのコミュニケーションがストレスになってしまうこともあります。

子どもにイライラをぶつけてまで維持しなければいけないコミュニケーションなのかどうか、しっかり見極めましょう。

時には自分が抱えているものを少しずつでも減らしたり削ったりすることで、自分自身の心の健康を保つことを優先してみましょう。

何かを手放すことは勇気がいることですが、心の平穏は何にも代えがたいもの。必要なものと減らしても良いものを見極めてみてくださいね。

ライター&エディター。マーケティング、広告関係の職種を経て、出産をきっかけにライターに。現在は女性向けや子育て関連等のwebメディアでライター、エディターとして活動し、2歳児のマイペースな息子にのんびり育児を実践中。猫と焼肉とビールをこよなく愛するテンプレート小市民。