「マッチングアプリで知り合った既婚男性と半年ほど不倫していました。

最初から既婚者とわかっていたし肉体関係を持った自分にも責任はありますが、半年で別れたのはおかしな嘘をつかれていたからです。

彼は会社で『ほかの業務とは違う特殊な部署』にいるそうで、実際に挙げた会社名と部署は地元のテレビ局に取材されたことがあるような有名なところ。

聞いたときは素直にすごいなと思ったのですが、不倫が始まってから仕事について尋ねても『守秘義務があるから』と絶対に話してくれず、デートの約束を仕事を理由にドタキャンされたり会っていてもエッチが終わったら『時間だから』とすぐ帰られたり、窮屈でストレスが溜まっていました。

忙しい仕事だから仕方ないよねと割り切っていたつもりでしたが、あるときホテルで彼がテーブルにお財布を出したとき、一枚の名刺が落ちて。

『あ、名刺が』と拾ったら、彼の名前があるけど会社名は聞いていたところではなく別のものでした。

無言で立ち尽くしていたら彼が慌てたように私の手から名刺を奪い取り、『これはカモフラージュ用だから』と言うけどどう見てもあやしいし乱暴な態度にも腹が立ちました。

『カモフラージュ用って、そこ実在する会社だよね? どんな働き方をしているの? カモフラージュが必要な仕事じゃないよね?』と聞いたら顔を真っ赤にさせて『うるさいな』と返してきました。

あ、これは嘘だなと直感で思い『やばいことをしているなら会社に確認するから』と言ったら、今度は顔色を変えて『絶対にやめて』とあたふたする姿が本当に情けなかったです。

険悪な雰囲気になりすぐホテルを出て別れ、『嘘をつく人とは付き合えないから』とLINEでメッセージを送りブロックしました。

彼からはその後いっさいの連絡はありませんが、マッチングアプリで知り合った女性にこんな嘘をつく既婚の男って、本当にださいと思いましたね」(29歳/配送)

マッチングアプリだとお互いの素性がわからず、自分についても好き勝手に言えますが、あまりに盛った「設定」はバレたときの衝撃が大きいものです。

どんな仕事をしていればカモフラージュ用の名刺が必要になるのか、自分が口にした内容と結びつかなければ違和感を持たれて当然。

こんな情けない嘘をつくような男、と早めに見切れたのが幸運といえますね。