加藤清史郎

忍術学園の忍者のたまご“忍たま”たちの奮闘と成長を描く『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』で一生懸命の主人公・猪名寺乱太郎を演じた加藤清史郎が、乱太郎の心情になって主演の大任を果たしたことを報告するとともに、グレードアップした本作を推した。

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手にした者は天下を征するという幻の妖刀・極楽丸をめぐって、ドクタケ城の面々をはじめ、さまざまな忍者たちが暗躍するストーリー。2年前に比べてひと回り成長した“忍たま”たちが活躍する本作はアドベンチャー感が増量で、清史郎君自身も「戦うシーンがすごいと思いました!」と今作のポイントを指摘する。「前回はアクションシーンが多くはなかったんですが、今度は迫力の爆破シーンもあります(笑)。それと、上級生の忍者たちが悪と戦うシーンとかは、グレードアップしています!」と自信いっぱいの劇場版になった。

成長という意味では、清史郎君も同義だった。「しんべヱを引っ張っていかなくちゃいけなかったから」と頼もしい先輩の顔になる。実は“忍たま”メンバー、福富しんべヱ役の神月朱理君は演技が初めて。清史郎君は摂津のきり丸役の林遼威君とともに、現場を引っ張っていったようだ。「本人がしんべヱのキャラクターみたいだったので最初は大変でしたが、もともと忍たま乱太郎の原作やアニメーションは、しんべヱがトラブルを起こして乱太郎ときり丸が巻き添えになるパターンなので、そういう意味では乱太郎やきり丸の気持ちが味わえたかなって(笑)」と余裕の貫録! アクションなどの映画的な要素、“忍たま”たちの成長同様に、清史郎君自身も飛躍を遂げ、新しい乱太郎として作品を牽引したようだ。

「また新たにグレードアップした映画版、忍たま乱太郎になりました。ご家族皆さんで観ていただいて本当に楽しめる映画になっているので、どうぞ来てください。映画館で待っています!」と大人なコメントまで! 新しい表情の彼らに会いに行ってみてはどうだろうか。

『忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段』
公開中

取材・文・写真:鴇田 崇