「結婚したくない」「子どもはいらない」という若者が近年増加しています。

少子高齢化の日本において、将来の日本を背負っていく子どもたちには、日本を救うべく「結婚」や「出産」には興味を持ってもらいたいものですが、せめて自分の子どもくらいは「結婚したい」「子供が欲しい」と考える大人になって欲しい。親であればそう思うものです。

では、自分の子どもが将来「結婚したくない」「子どもはいらない」とならないためには、どうしたら良いのでしょうか。そうならないためには、子どもの頃の過ごし方が重要のようです。

そこで今回は、「結婚したくない」「子供はいらない」そんな大人にしないために親ができることについてお伝えします。

確実に増えている「結婚したくない」「子どもはいらない」という若者

では、どれくらいの若者が「結婚したくない」「子どもはいらない」と思っているのでしょうか。

独立行政法人国立青少年教育振興機構が行った「若者の結婚観・子育て観等に関する調査」の中で平成20年と平成27年で比べた結果があります。

その結果によると、「結婚願望がある」人の割合(「早く結婚したい」「いい人がいれば結婚したい」)が61.8%から48%まで減少。代わりに「結婚したくない」人の割合は、10.1%から17.8%に増加しています。

この数字に引きずられるかのように「子どもは欲しくない」と思っている人の割合も、平成20年の11.1%から平成27年は21.9%まで増加しています。

今後さらに「結婚したくない」「子どもはいらない」という若者が増えることが予想されていますが、このまま行けばさらに少子化が進み、社会的にも大きな問題に。

仕事や趣味、価値観の多様化によって、結婚だけが幸せではないと考える若者が増えたことが原因として考えられますが、将来の日本のためには何とかしなければならない重要な問題です。