5人組グループ、A.B.C-Zが7月24日、都内で主演ミュージカルの「ABC座2013 ジャニーズ伝説」の製作発表を行った。開場50周年を迎える、東京・日生劇場の10月公演として行うもので、ジャニー喜多川が作・構成・演出を担当。ジャニーズ、フォーリーブス、少年隊の3組を軸に、ジャニーズ事務所50年の歴史を振り返る。配役は未定、メンバーがひとり3、4役を演じることになるという。

持ち前の絶品ボーカルと紹介された橋本良亮は、はにかみながらも「日生劇場でオリジナルの舞台をできるのが今から楽しみ」。グループのまとめ役、台本担当の河合郁人は「ジャニーさんと相談して、ジャニーズの50年をそのまま舞台にすることになった。先輩方の伝説とともにA.B.C-Zの未来も描くことができたら」。作詞もこなす戸塚祥太は「ジャニーズの伝説であり真実のストーリーでもある。現代の世代へしっかり伝えたい。記念碑的作品になると思う」。ダンスが得意、五関晃一は「振付で貢献したい。ぼくたちらしさがどれだけ出せるか、自分も楽しみだし、みなさんにも楽しんでいただけたら」。グループ随一の身体能力を誇る塚田僚一は「生まれる前の話だけど、聞いただけでワクワクした。ぼくはアクロバットで新しいことをしたい」とそれぞれ挨拶。と、ここでサプライズ演出が。初代ジャニーズのあおい輝彦から音声メッセージが寄せられた。

「初代ジャニーズの初リサイタルも、出来立てホヤホヤの日生劇場でした。何か深い縁(えにし)を感じます。A.B.C-Zの皆さん、ジャニーズのスピリッツを受け継いで、素敵なミュージカルを創ってください。そして、僕の思い出話が何かの役に立つなら、いつでも稽古場にはせ参じたいと思います」。そんな言葉にメンバーは大感激。「A.B.C-Z(ジー)と言ってくれた。僕たちのことを知っていてくれるだけでうれしい」(河合)、「しっかり作品を作っていかねば。気合が入った」(戸塚)、「スピリッツを受け継いで熱い舞台にしたいと、あらためて思った」(五関)と口々に話していた。

公演は10月6日(日)から28日(月)まで、東京・日生劇場にて。チケットの一般発売は9月7日(土)より。