『キャプテンハーロック』(C)LEIJI MATSUMOTO/CAPTAIN HARLOCK Film Partners

松本零士の傑作を壮大な映像で甦らせた映画『キャプテンハーロック』が8月末に開催される第70回ヴェネチア国際映画祭の特別招待作品に決定した。

『キャプテンハーロック』特別映像

本作は、地球への居住権をめぐって紛争が繰り返される未来で、かつて英雄と呼ばれるも現在は“宇宙海賊”になって政府に反旗を翻した男キャプテンハーロックの戦いを描いた作品。ハーロックの声を小栗旬、その命を狙う青年ヤマの声を三浦春馬が務める。壮大なスケールで描かれた本作に「内容にも胸を打たれたが、アクションがものすごい!ぜひ3D上映をしてほしい」と映画祭側からオファーがあり、急遽イタリア語字幕版での制作が決定。映画監督のジェームズ・キャメロンも「3Dが上がったらすぐに見せてほしい」と熱望するなど、世界での注目の高さがうかがえる。

本映画祭は、カンヌ、ベルリンと並び“世界三大映画祭”に数えられ、その中でも最も古い歴史を誇っている。特別招待を受け、小栗は「ヴェネチアの地から、ハーロックが世界という海へ船出できる事をとても嬉しく思う」とコメント、三浦は「制作スタッフの底知れぬ努力と技術があったからこその出展だと思う。この作品が世界に衝撃と興奮を届けられる事は間違いない」と自信をのぞかせる。本作を手がけた荒牧伸志監督は「歴史ある美しい街、ヴェネチアで最初に『キャプテンハーロック』を見てもらえるなんて、これ以上ない喜び。イタリアにもハーロックの熱心なファンが多いと聞いているので、皆さんの反応が楽しみ」と喜びを語った。

また、今回の発表にあわせて小栗と三浦のコメントが入った特別映像が公開された。ふたりがそれぞれの立場から本作の魅力を語った本映像は、8月3日(土)から一部の劇場でも上映される予定。

『キャプテンハーロック』
9月7日(土)全国公開