リブートされる『ハムナプトラ』の監督に決まっていたレン・ワイズマンが、スケジュールを理由に降板を決めた。プロデューサーは、急ぎ新しい監督を探している。

『ハムナプトラ』シリーズは、3作合わせて全世界で12億5000万ドルを売り上げた大ヒットシリーズ。1作目と2作目はスティーブン・ソマーズ、3作目はロブ・コーエンが監督した。プロデューサーのアレックス・カーツマン、ロベルト・オーチーは、今回の作品を、よりダークで恐ろしいトーンの映画にするつもりのようだ。カーツマンは、マイケル・クライトンの本からもインスピレーションを得たと語っている。

ワイズマンの代表作は『アンダーワールド』シリーズ。昨年のリメイク版『トータル・リコール』は、1億2500万ドルの予算をかけたにも関わらず、北米の興行収入はわずか5800万ドルという失敗に終わった。ワイズマンが抜けても、ユニバーサルはこの映画を2014年の重要な作品として位置づけており、プロデューサーたちは次の監督を急いで探しているようだ。

文:猿渡由紀