家電量販店の店頭を華やかに演出する理美容家電は、家電量販各社の重点商材のひとつ。年末商戦の次に大きな需要の波は、新生活や新社会人向けの春商戦にくる。新社会人の女性向けアイテムとして人気の「ヘアドライヤー ナノケア」と「くるくるドライヤー ナノケア」のポイントをパナソニックの担当者に聞いた。

忙しい朝の「時短家電」提案もあり

「新社会人にとって清潔感やフレッシュで明るい印象を与えるための髪の手入れは大切」と、パナソニック スモールアプライアンス商品部ビューティ・ヘルスケア商品課の和田麻里主務は語る。「ヘアドライヤーナノケア EH-NA99」は昨年9月にリリースした製品で、家電量販店の定番になっている。

ポイントは髪の毛の乾燥と一緒に、髪質改善までケアできる点で、忙しい朝の「時短家電」という側面からプッシュできる。乾かすスピードでは、従来より約15%アップさせた「新・速乾ノズル」を搭載。吹き出し口の間隔のバランスを整えることで、風の強弱差を拡大。強い風と弱い風を同時に吹き出すことで、手ぐしでとくような作用が生まれ、髪をより速く乾かすことができる。

髪質の改善では、「ナノイー&ダブルミネラル」で空気中の水分をナノイーイオンにして、髪のなかまで浸透させる。髪の水分バランスを整えることで、うねりのある髪をうねりのない髪に整える。微細なナノイーは、髪のキューティクルを引き締めて、しっとりとしたツヤを出す効果もある。

さらにユニークなのが、新搭載の「毛先集中ケアモード」。ドライヤー本体のセンサが周辺の温度を自動検知して、温風と冷風が吹き出す間隔を微妙に調節しながら、傷みやすい毛先をまとめるモードだ。例えば、室温が20℃のときは110℃の温風、夏の30℃のときは60℃の温風が出る。

「くるくるドライヤー」の人気が再燃

「くるくるドライヤー ナノケア」は、今の40代や50代の女性が若いころから使ってきただけにリピート率が高く、ユーザーの娘さんたちも使っているという。初号機は1950年代というロングランの製品にもかかわらず、今年度は売上ベースで前年比2桁の伸び率をみせているという。立役者は、昨年9月の発売時に投入した「サロンブローブラシ」というアタッチメントだ。

美容室のブローのような仕上がりが家で再現できるとして人気が再燃した。プロの美容師は髪の内側からブラシをあてて、髪の外側からドライヤーの温風で押さえつけるようにセットしていく。従来のワイドブローブラシは、髪の内側からあてた温風が、そのまま外側に逃げていくため、浮き毛が出やすかった。

サロンブローブラシは、毛束を挟んで髪の外側にも温風をあてるためテンションがかかりやすくなる。和田主務は「ヘアドライヤーを使ったあとに、毛流れをしっかり整えてからブローする女性の間で使用が広がっている」と新社会人の身だしなみを整えるアイテムとして、ドライヤーとのセット提案をアピールする。

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