「今も忘れられないプレゼントといえば、彼女とまだ友達関係だった頃にもらったバイク用のグローブ。

彼女はバイクに興味がなくて僕の話も適当に聞いている感じだったけど、それまで使っていたグローブの生地が薄くなってと話したとき、『どんなものが使いやすいの?』と尋ねてくれたのが珍しくて覚えています。

そのとき何と返したのかは忘れてしまったのですが、それから一ヶ月後の僕の誕生日に渡されたのが、革製のしっかりしたもの。

バイク用品で有名なブランドのもので、彼女が知るわけないし値段も高いし驚いていたら、『手を守る大事なものだよね』と調べたことを話してくれて、考えてもらえたことがうれしかったです。

『バイクに興味ないのに、ありがとう』と言ったら『いつも楽しそうに話しているじゃない』と返してきて、ああそんな僕のことは嫌じゃないのだな、と気が付きました。

友達として大事にされているとわかっていても、こんなプレゼントはやっぱり幸せです。

それから彼女を恋愛の意味でも好きになり、僕から告白して付き合っています」(男性/35歳/警備)

友達であっても、自分の関心が向かないところでプレゼントを用意する気持ちにはなかなかなれないのではと思います。

それでも、調べて質の良いものを贈ろうと思うのは、本当にその人のことを受け入れているからです。

それが伝わるから、男性の心が動きます。

プレゼントには、自分がどう受け止められているかが現れるのですね。