『怪盗グルーのミニオン危機一発』(C)2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

累計興行収入が全米アニメ映画史上5位を記録している大ヒットアニメの最新作『怪盗グルーのミニオン危機一発』が9月に公開される。本作はタイトルにも登場する愛らしい生物“ミニオン”が人気を集めているが、新作では彼らを脅かす凶暴な“イーブルミニオン”が登場する。

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映画は、泥棒稼業から足を洗い、孤児3姉妹の父親になったグルーが、何者かに誘拐されたミニオンを救出するべく活躍する姿を描くエンターテインメント大作。ミニオンは、グルーとタッグを組んでいるマッドサイエンティストのネファリオ博士がバナナなどで作りだした生物。その愛らしい姿が人気を集め、本シリーズだけでなく『ロラックスおじさんの秘密の種』や『イナズマイレブン』『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』にもゲスト登場している。

新作に登場するイーブルミニオンは、ミニオンに“ある液体”を注射することで誕生する凶悪な生物。その姿は全身が紫色で、見た目は少しだけミニオンの面影を残しているが、鋭い歯を見せて相手に襲いかかる。監督のピエール・コフィンはイーブルミニオンの姿について「発想は、ミニオンをより間抜けにするということ……それは大きな下顎でうまくいった。彼らは大きな牙があり、ひじょうに恐ろしげだけど、同時に可笑しい。なぜなら、丸くてイガイガで、形がまるで整ってないからだ」とコメント。共同で監督を務めたクリス・ルノーは「古くから親しまれている名作アニメ『バックス・バニー』シリーズで、トウィーティ・バードがジキルとハイド氏の秘薬を飲むエピソードがあって、大きな羽の生えたモンスターに変身するんだ。すごくかわいらしい生き物が、恐ろしい怪物に変身するというアイデアは、とても魅力的だ」という。

新作では誘拐され変身したイーブルミニオンの軍団と、グルー&残されたミニオン軍団が闘いを繰り広げる。ルノー監督が「ミニオンはたしかに悪漢に奉仕しているけど、実のところ、まったく悪党じゃないんだからね。これまで見たこともないほど愛らしく可愛い生き物だ」と語る通り、新作では自分とよく似た“最強のライバル”に立ち向かうべく、ミニオンたちがさらに可笑しく、愛らしく活躍することになりそうだ。

『怪盗グルーのミニオン危機一発』
9月14日(土)~16日(月・祝) 先行上映
9月21日(土)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー