『風立ちぬ』と『モンスターズ・ユニバーシティ』(C)2013二馬力・GNDHDDTK (C)2013 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

日本全国に劇場を展開する映画館チェーンTOHOシネマズが今夏のお盆興行の動員数をまとめたところ、昨年と比較して高校生の入場者数が倍増していることが判明した。高校生の入場料金を割り引くサービスが効果をあげたほか、人気作・注目作が動員を大きく押し上げているようだ。

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TOHOシネマズはこれまでにもスマートフォン通信料でのチケット決済や、TOHOシネマズ限定のシアターカルチャーマガジンの発行など、様々なサービスを導入してきたが、今年6月より高校生の鑑賞料金を1000円に改定し、大きな反響を集めている。今月10日から16日までの“お盆興行”は好調で、全観客数は昨年比で約114パーセント、動員数は過去最高を記録した。高校生の観客数は前年比で約190パーセントとほぼ倍増しているという。今夏は宮崎駿監督の最新作『風立ちぬ』、ディズニー/ピクサーの最新作『モンスターズ・ユニバーシティ』を筆頭に、『ワールド・ウォーZ』『謎解きはディナーのあとで』などがヒットを記録し、動員数を押し上げている。

TOHOシネマズは高校生の入場料金割引を“映画ファン育成のため”と宣言しており、今後も映画館で映画を観る学生の増加が期待されている。