『スター・トレック イントゥ・ダークネス』

J.J.エイブラムス監督の最新作『スター・トレック イントゥ・ダークネス』が本日から公開されている。16日から3日間行われた先行公開では各地で満席の回が出るなど注目を集めている作品だが、これまでのシリーズを観ていない観客も楽しめる映画になっているようだ。

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映画は、様々な星の生命体が共存している未来世界を舞台に、ジェームズ・T・カーク(パイン)をはじめとする仲間たちがエンタープライズ号に乗り込み、危機に立ち向かう姿を描いたSFシリーズ。『…イントゥ・ダークネス』は、2009年に公開された『スター・トレック』の監督、キャストが再集結した作品で、地球を危機に陥れようとする冷酷な悪役ジョン・ハリソンの脅威にカークたちが立ち向かう姿が描かれる。

本作は長い歴史を誇る人気シリーズを新生させた作品だけに、じっくりと描きこまれた登場人物たちが多数出演し、壮大なアクションと拮抗する深いドラマを描き出しているのが最大の見どころだ。公開前に行われたモニター試写会でも「素晴らしく人間味のあるSF映画だった」「最近のヒーロー映画と違って、登場人物がそれぞれ助け合って戦う部分が面白い」などの声が寄せられているという。

上映後のアンケートで“好きなキャラクターは誰ですか?”と質問したところ、見事なまでに票が割れているそうで、熱血キャプテンのカークには「規則に縛られず、自分で判断する姿がかっこよかった」と10代の男性が支持を表明し、カークの親友でいつも冷静なスポックには20代女性が「クールだけど内に秘めた情熱が見え隠れするところが好き」とコメント。彼らの前に立ちはだかる冷酷な悪役ジョン・ハリソンにも「単なる悪役ではなく、しっかりドラマが描かれていて感動できた」などの声が寄せられている。他にもエンタープライズの機関主任のスコッティを絶賛する声が多数あがったり、ウフーラやスールーなどエンタープライズのクルーに関するコメントも寄せられた。

ちなみに、往年のファンだけでなく「今回、初めて『スター・トレック』を観た」という観客も、お気に入りのキャラクターはきれいに散らばっているそうで、シリーズ初鑑賞者の98パーセントが「内容が理解できた」「楽しめた」と回答しているという。

『スター・トレック イントゥ・ダークネス』
公開中

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