『ウルヴァリン:SAMURAI』(C)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.

『Xメン』シリーズの人気キャラクター“ウルヴァリン”が現代の日本を舞台に新たな敵と戦う最新作『ウルヴァリン:SAMURAI』の本編映像の一部が公開された。東京にある増上寺でロケ撮影された圧巻のバトルシーンだ。

『ウルヴァリン:SAMURAI』バトル映像

『ウルヴァリン:SAMURAI』は、不老不死の肉体と強靭な爪をそなえた“ウルヴァリン”ことローガンが、日本を舞台に過酷な戦いに巻き込まれていく様を描いた超大作。ヒュー・ジャックマンが主演を務め、真田広之、TAO、福島リラなど日本人キャストも出演し、撮影時には日本で大規模なロケ撮影が行われた。

このほど公開されたのはローガンの古い友人、矢志田の葬儀シーン。人目を避けて暮していたローガンは、矢志田の使いであるユキオの導きで日本を訪れ、旧友の死の場面に立ち会う。動画では葬儀が何者かに襲われ、矢志田の孫娘のマリコがさらわれそうになる。ローガンとユキオはこれに対抗するが不死身のはずのローガンは、自身の身体に“重大な変化”が訪れていることに気づきながら、何とかマリコを守ろうとする。葬儀を襲ったのは誰なのか? なぜマリコは狙われるのか? ローガンは“不死身”でなくなってしまったのか? 本作の注目ポイントが短い動画の中に凝縮されている。

「日本は魅力的な舞台だ。いつでも、あの国はおもしろいと思う。人々はすばらしいし、豊かで変化に富んだ文化がある」というジャックマンは、「東京でもちろん撮影をしたが、都会を離れて、鞆の浦の漁村でも撮影をした。新幹線の駅などさまざまな場所での撮影もあったが、どれもとても素晴らしい経験で、この先も、決して忘れられないだろう」と振り返る。本作では、東京だけでなく広島県の鞆の浦や、愛媛県の今治でもロケ撮影を敢行。真田は「多くのスタッフが日本での思い出話として鞆の浦の美しさを語っていました。たぶん鞆の浦は、ジム(監督のジェームズ・マンゴールド)が古い日本映画を見て撮りたかった日本の風景そのものなんでしょうね。この映画には極端にアメリカナイズされた部分があるかと思えば、日本人にとっても懐かしい風景が盛り込まれていたりする」と分析する。

大規模なロケ撮影を行った物語の舞台=日本がどのように描かれているのか気になるところだ。ちなみにジャックマンは今月27日(火)午後に来日し、本作のプロモーション活動を行う予定だ。

『ウルヴァリン:SAMURAI』
9月13日(金)TOHOシネマズ日劇他全国ロードショー