仕事に家事に育児に、目まぐるしく1日が終わり、ようやくベッドに入ったと思ったら隣で寝る夫のいびきで眠れない……。

「今日から寝室は別にしよう!」……と提案する前に、ちょっと待ってください。いびきは改善できるんです!

この記事では、いびきをかく夫の隣で眠れない妻の悩みを解決する方法をご紹介します。

1:大きないびきをかくのはなぜ?

いびきは、息を吸うときになんらかの原因で気道が狭くなることで起こります。狭くなった気道に空気が通過すると、周りの粘膜が振動するために音が出るのです。

とくに「口呼吸」をすると、舌が後方に移動しやすく喉へ落ち込むことで気道が狭くなります。そのため、就寝中の口呼吸はいびきが起こりやすくなるのです。

ほかにも気道が狭くなるのには、さまざまな原因が考えられます。その例を一部ご紹介します。

1-1 首周りが太っている

上気道周りに脂肪がつくと気道が狭くなり、いびきをかきやすくなります。

太っている人は、ダイエットで肥満を解消するだけでいびきが解消されることがあります。

1-2 疲れがたまっている

疲れていると、舌やのどの筋肉が緩み舌の根元が落ち込みやすくなって、気道が狭くなる原因となります。

また、疲れがたまっていると鼻呼吸だけでなく口呼吸にもなりやすい状態になります。からだを早く回復させるために、体内になるべく多くの酸素を取り込もうとするからです。

1-3 鼻がつまっている

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻ポリープ、鼻中隔弯曲症、アレルギー性鼻炎などの疾患があると鼻づまりを起こすことがあります。鼻づまりは、必然的に口呼吸を起こします。