『B1リーグ 2017-18』東地区首位攻防戦である。アルバルク東京は28勝8敗で1位、ジェッツ千葉が26勝10敗で2位に続く。ゲーム差は2ゲーム、レギュラーシーズンの直接対決は残り2試合。ここまで4試合戦いA東京の3勝1敗だ。『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2017-18』を睨む上でも、千葉はここで連勝し、一気に首位の座を奪いたいところ。そもそも両軍の2ゲーム差は、大晦日&元日の2連戦に起因する。千葉の2連敗が響いているのだ。

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12月31日は試合開始からお互いに激しいディフェンスを展開。ロースコアゲームながら、どちらに勝利が転がり込むかわからないクロスゲームに。残り3分、6点差を追う千葉はじりじりと点差を詰めていくも、56-57で1点届かなかった。

年が明けた1月1日も、A東京が強度の高いディフェンスを発揮。パスを自由に出させないディナイディフェンスで、千葉の攻撃のリズムを断ち切った。さらに試合開始5分強でPG富樫勇樹が負傷の憂き目に……。後手に回った千葉は最後まで挽回できずに、49-67の完敗を喫したのだった。しかも、A東京はエース田中大貴をコンディション不良で欠いていた。さらに千葉はこの試合から司令塔の富樫が戦線離脱する痛手となったのだ。

ルカ・パヴィチェヴィッチHC(A東京)が「本当に選手たちがよく戦ってくれた。強いチームである千葉に対して、ディフェンスのインテンシティを持ってスマートに戦った結果」と自信を深め、大野篤史HC(千葉)が「ボールムーブメントをやろうという意識はあるが、自分でどうにかしようという意識が強すぎてチームメートを使おうという意識が足りなかった。それでボールが孤立してしまった」と課題を突きつけられた2連戦となった。

だが、千葉は年末年始の教訓を無駄にはしなかった。この富樫不在という絶体絶命のピンチに、チームはいっそう団結力を発揮し、『天皇杯』連覇を手繰り寄せたのだ。

千葉の勢いは『天皇杯』後もとどまらない。第16節の横浜ビー・コルセアーズ戦は95点、114点を叩き出し連日大勝。東地区2位・川崎ブレイブサンダースのホームに乗り込んだ第17節こそ星を分け合ったが、第18節・滋賀レイクスターズ戦、第19節・富山グラウジーズ戦は4戦全勝。今季初の5連勝で首位・A東京に挑むのだ。

一方のA東京は直近10試合で8勝2敗。前節のゲーム1・川崎に65-94の大敗を喫したものの、翌日には強度の高いディフェンスとリバウンドの集中力を取り戻し、86-54とイーブンに持ち込んだ。連敗を喫しないのは、首位の鉄則。同じ地区のライバルならなおのこと。

果たして、東地区天王山の結末は? 千葉×A東京は2月17日(土)・18日(日)・船橋アリーナにてティップオフ。チケット発売中。

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