(左から)笑福亭鶴瓶、中井貴一

全世界での興行収入5億ドルを突破した話題の長編アニメ『怪盗グルーのミニオン危機一発』の日本語吹替え版が完成し2日、声優を務める笑福亭鶴瓶、芦田愛菜ちゃん、中島美嘉、中井貴一が都内で報告会見を行った。

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映画は、泥棒稼業から足を洗った偏屈な“元”怪盗グルーと幼い三姉妹が、何者かに誘拐されたミニオンを救出するべく活躍するアトラクション3Dムービー。前作『怪盗グルーの月泥棒 3D』(2010)に引き続き、怪盗グルーの声を鶴瓶が、愛菜ちゃんがアグネス役を好演。グルーと恋に落ちる新キャラクターのルーシー役を中島が演じるほか、中井がグルーの敵となるエル・マッチョ役で吹替え声優に初挑戦している。

鶴瓶は「本当にうまいなあ」と中島の声の演技に驚きの声。一方、中井が演じるエル・マッチョに対しては「本物の声優さんを雇ったんちゃうかあ? この男は何でも器用にこなして、腹立つわ(笑)。映画と同じで本当のライバルです」と対抗心をメラメラ。当の中井は「鶴瓶さんがやっていると聞いて、それじゃ自分でもできるかなって」と人生初声優の余裕の表情だった。

愛菜ちゃんは「また大好きなアグネスを演じることができてうれしいです。前回はセリフをひとつずつアフレコしましたが、今回は1シーンずつ声を撮りました」と“声優”としての成長をアピール。この3年間の変化は「背が伸びたこと」だといい、鶴瓶も「ほんま、大きくなったなあ」と目を細めていた。

また、鶴瓶は、昨日発表された宮崎駿監督の長編引退について「惜しいですね。いつまでもやり続けて、楽しませてほしいですけど」と残念そうにコメント。「直接聞いたわけではないが、この映画のスタッフが『まっくろくろすけみたいに、小さなものをたくさん出す』というジブリのスタッフさんの言葉を参考に、ミニオンを作ったらしい」と名作『となりのトトロ』の影響を明かしていた。

『怪盗グルーのミニオン危機一発』
9月21日(土)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー