『Fifty Shades of Grey』の主演にダコタ・ジョンソンとチャーリー・ハナムが選ばれたニュースに、原作のファンが大反対している。ウェブサイトchange.orgには、配役変更を求めて1日もたたないうちに5000人以上が署名をしたほどだ。

大ベストセラーとなったエロチック小説『Fifty Shades of Grey』三部作の映画化権をユニバーサル・ピクチャーズとフォーカス・フィーチャーズが取得したのは、2012年3月。以来、原作ファンの間では、誰が主人公アナスタシア・スティールとクリスチャン・グレイを演じるべきかについて、熱心な論議が展開されてきた。一時はエマ・ワトソンかとの噂が出て、ワトソン本人が否定したこともある。

ジョンソンとハナムのキャスティングは、原作者E.L.ジェームズが北米時間月曜日にツィートで発表。それを受けて、一部のファンは、即、アレクシス・ブレデルとマット・ボマーへの変更を求めてウェブサイトchange.orgを立ち上げた。プロデューサーのデイナ・ブルネッティは、ツィートでこのキャスティングを弁護。「配役を決める上では、ルックスだけでなく、演技力や本人がやりたがっているか、スケジュールが空いているか、相手役との相性などさまざまな要素が絡みます。あなたが理想としていた俳優がキャストされなかったのだとしたら、おそらくそのうちのどれかが理由だったのです」と説明している。

文:猿渡由紀