子どもが自宅のお金を持ち出しているのが発覚! 「子どもが非行に走った」と嘆く前に

銀行から引き出しておいたお金が、いつのまにか減っている。
「何か買い物をして、残金を数え間違えたかしら?」と思っていたらどうも違う。

そんな時、たまたま、子どもが自宅に置いておいたお金を持ち出しているのを見てしまった。知ってしまった。

ショックですよね。しかも持ち出したお金が、子どものお小遣い程度の金額ではない場合、大多数のママは、子どもをしかると思います。

でも、叱るのはちょっと待ってください。叱るのは逆効果です。

悪友から恐喝されていないか

子どもが自宅からお金を持ち出す原因の一つに、これがあります。クラスの悪友や、たまたま知り合った友人から、自宅のお金を持ってくるように恐喝されている場合が少なくありません。

実際、福島の原発災害で横浜に転校した子どもが、悪友からいじめを受け、100万円単位のお金を恐喝されていたことが発覚し、社会問題になりました。

考えたくありませんが、お子さんが自宅のお金を持ち出したのは、悪友から自宅のお金を持ってくるよう、恐喝されている可能性もあります。

単に欲しい物がお小遣いで買えなくなったからお金を持ち出した

子どもが自宅のお金を持ち出すのは、もう一つのケースがあります。

子どもに定期的にお小遣いを渡すようになると、お金で物が買えるということがわかり、欲しい物を手に入れるために歯止めが利かなくなってしまうことがあります。

子どもは働いてお金を稼ぐことが大変だということが、どれだけ大変かということがわかっていません。

ですから、お金さえあれば欲しい物が手に入ると安易に考えて、自宅のお金を持ち出すことがあります。

最近は、スマホゲームなどで、課金が必要になるものもありますから、子どもがお金を使いたくなる誘惑がいっぱい。

子どもが、安易に自宅のお金を持ち出すケースは、昔に比べて増えたのではないでしょうか。

いずれの場合も叱ってはダメ!やさしく尋ねるように理由を聞き出すべし

子どもが自宅のお金を持ち出してしまう場合は、2通りあることをご説明しました。特に、悪友から恐喝されているなら、早急に手を打つ必要がありますね。

ただ、いずれの場合も、叱ってはダメ。子ども自身もお金を自宅から持ち出すことは悪いことだと分かっていますから、ゆっくり諭すように質問しましょう。

「怒らないから話してね。どうして、おうちのお金を勝手に持っていったの? 欲しい物があったの? それともお友達からお金を持ってくるようにいわれたりしてるの?」

子どもが心を開いて、自宅からお金を持ち出した真相を話してくれるまでは、時間がかかるかかもしれません。ですが、決して怒らず粘り強く尋ねるように理由を聞き出してみてください。

特に、悪友から恐喝されている場合は、恐怖心から本当のことを話すまでに時間がかかることが珍しくありません。

優しく尋ねるように質問を繰り返すことで、「ママやパパが助けてくれる」と子どもが感じてくれたら真相を話してくれるはずです。

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