交際してわかった、クセの強さ
彼とは週に1回のデートを重ねましたが、最初のおどおどした弱々しい印象とは裏腹に自分の要望をはっきりいう人でした。たとえば、
- 土日のどちらかは休みたいので、会うのは週1回だけ
- 子猫好きなので必ずペットショップはデートコースに組み込む
- 映画鑑賞のときは飲み物持参（映画館の飲み物は高いため）
- 外食はひとり1,000円～1,500円/回でおさめる
- 日曜の夜9時から毎週観てるドラマがあるので、それまでに帰宅したい
と、こんな感じでした。
お見合いのときと印象が異なり「この人とのお付き合いは難しいなぁ。ときめきどころか一緒にいても楽しくないし」と思うようになっていきました。
しかし、既婚の友人達や結婚相談所にこの話をすると「結婚するなら浪費家よりケチなくらいの男性のほうがいい」「相手のクセが強い？ でも世の中の夫婦ってみんな変なのよ。そんなものよ、夫婦って」とアドバイスされ納得する私。
「そうだよね。結婚は恋愛と違うしね」と思いながら、ズルズル付き合っていました。
ある日、結婚相談所から「どう？ 結婚に対してお互いどう考えているか話し合っている？」と聞かれました。
「そんな話全然出来ていません」「じゃあ、先方にも結婚の意思があるかきいてみるね」と結婚相談所との会話がありましたが、それから1ヶ月間結婚相談所からは特に連絡はなく、ダラダラと付き合いは続いていました。
でも、ある日やはりこの人とは結婚できない！ ダメだ！ と思い、「異性としてみることができない」と、私は面と向かって彼に言ってしまいました。これがまずかったのです。
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