松本人志監督

松本人志の監督作第4弾『R100』が2014年、全米公開されることになった。24日、東京・新宿ミラノで行われた完成披露試写会で発表されたもので、松本監督は「4本目といえば監督に毛が生えたようなもの。その割には頑張っているなと思う」と喜びのコメント。関係者によると、米国配給会社「ドラフトハウス・フィルムズ」が配給を手がけ、公開規模は最終調整の段階に入ったという。

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映画は開けてはいけない扉を開き“謎のクラブ”へと入会してしまった主人公・片山(大森南朋)が、日常生活の中に突如現れる様々なタイプの美女たちに翻弄される姿を描く“リアル・ファンタジー・エンターテイメント”。舞台あいさつには松本監督と大森をはじめ、大地真央、寺島しのぶ、片桐はいり、冨永愛、佐藤江梨子、前田吟、YOU、西本晴紀くん(子役)、松尾スズキ、渡部篤郎という豪華キャストが勢ぞろいした。

9月5~15日(現地時間)にカナダで開催されたトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に、正式出品された本作。松本監督、大森と渡部の3人が現地入りを果たし、「トロントでは、正直受けましたね。それと同時に、物を作る人間として、もっと一生懸命やらないといけないなと感じた」と松本監督。大森も「非常に盛り上がっていた。僕らも一緒に映画を観たが、右後ろに座るおばさんが『オーマイガッ…』ってうるさくて(笑)」と現地の様子を報告していた。

出演者は「やってしまった感がある、とにかく面白い映画」(大地)、「台本を読んだときは、正直よくわからなかったけど、計り知れない映画になった」(寺島)、「よくわからないけど、観る人が価値観を決めることができるのが魅力」(冨永)、「悪ノリした悪夢」(佐藤)、「監督とは長い付き合いだが、だいぶ大人になった」(YOU)、「わけわからないけど、面白いです!」(晴紀くん)と本作の魅力をコメント。

松本監督が、これだけの有名俳優を起用するのは初めてで「あえて緊張感の中でやってみようと。前作(『さや侍』)は主演がホームレスのおっさんでしたから…。やはりプロの仕事は素晴らしいし、NGもほとんどなくストレスを感じなかった」と感謝していた。

『R100』
10月5日(土)ロードショー