いきなり週5のフルタイムはキツイ! 認可外の方がいいかも

認可保育園の入園は「ほぼフルタイム」が条件ですが、ゼロかフルタイムかの選択しかない認可保育園よりも、短い時間や週に数回だけ預かってくれる認可外保育園の方がいいというYさん。

Yさんは育休中で、復帰後はフルタイムが勤務条件だそうですが、いきなり週5のフルタイムはキツイため、時短か週3くらいで働けるよう会社には交渉してみるそうです。それが叶わなければ転職をし、週3くらいで預けることを視野に、認可外の入園を目指すと言います。

最近は認可外保育園の保育料助成制度が充実している自治体も多く、認可保育園の保育料負担額と大きな差がなくなってきているため、ゼロかフルタイムかの選択を強いられる認可保育園よりは認可外保育園の方が預けやすくていいとYさん。

とりあえず認可外に預けておけば、もし今後フルタイムで働きたくなったとしても、認可保育園に転園する際は少し有利にもなるし、認可外は使えると言います。

このようなYさんの気持ちの背景には、やはり「育休が2年に延長」されたことが影響しているようです。

急いで子どもを認可保育園に入れ、いきなりフルタイムのキツイ状況に追い込まなくても、もう少しじっくりと家族の事や将来の事を考え、じっくりと子育てもしたいと感じるようになったようですが、復帰後の「ワンオペ育児」の辛さもフルタイム復帰を拒む原因のようです。

まとめ

このように、育休が2年に延長されたことによりママたちの気持ちにも変化が起きていることが分かります。

変化が起きている背景には「育休が2年に延長された」ことと「ワンオペ育児の社会問題化」がありますが、「保育園に入れなくてもいいや」と考えるママたちの考えや行動は一見、家計にも余裕があり贅沢に思えてしまうかもしれません。

しかしママたちに聞いてみて感じたことは「決して家計に余裕がある家庭ばかりではなく、子どものことや家族のことも考えた行動である」ということです。自分が無理をすることによって家族や子どもに悪い影響を及ぼす可能性があることも考えた行動であるということに、少し考えさせられるものがありました。

今後世の女性たちが、社会を取り巻くさまざまな問題によって左右されることなく、安心して子どもを産み、安心して子育てをしながら働き続けられる社会になることを心から祈るばかりです。

働きたいママが無理なく復帰できる社会になることを期待したいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。