ミュージシャンの雅-MIYAVI-が、アンジェリーナ・ジョリーの次回監督作『Unbroken』に出演することになった。日本軍の捕虜となった主人公を辛い目に遭わせる看守の役だ。

『Unbroken』は、第二次大戦中に日本軍の捕虜となった元オリンピック選手ルー・ザンペリーニの驚くべき体験を描く感動の実話。ローラ・ヒレンブランドが書いたノンフィクション本を、ウィリアム・ニコルソン(『レ・ミゼラブル』)、リチャード・ラグラヴェネーズ(『恋するリベラーチェ』)、ジョエル&イーサン・コーエン(『ノーカントリー』)らが脚色した。

雅-MIYAVI-が演じるのは、“ザ・バード”のニックネームで知られるワタナベ・ムツヒロ。雅-MIYAVI-はオーディションで役を勝ち取った。撮影は2週間後にオーストラリアで開始の予定で、この仕事のために、雅-MIYAVI-はアジアツアーの日程を多少変更するという。「ミュージシャンである自分がこの役のために本業を休業していいのかと悩みましたが、アンジーに会って、この映画のテーマは許すことなのだと気づきました。それはまさに自分が音楽を通じて表現していることなのです」と、雅-MIYAVI-は語っている。

ザンペリーニを演じるのは23歳のイギリス人俳優ジャック・オコンネル。ほかにギャレット・へドランドも出演する。

文:猿渡由紀