待望の赤ちゃんを迎えて過ごす日々。家族が増えてにぎやかになったはずなのに、なぜかとても寂しい…。

子育て中は、多くのママがこのように孤独感を抱きます。

赤ちゃんと二人きりの時間が長いということ以外に、『自分』という存在が薄れていくような、世間から取り残されていくような、そんな思いに苛まれるのです。

孤独感が強くなると、『なんでもないことで深く落ち込む』『イライラしやすくなる』『周囲とのコミュニケーションがうまくいかなくなる』『育児がものすごく辛くなる』…など、いろんな支障が出てきます。

子育て中の孤独感は、完全に無くすことはできないかもしれませんが、なるべく感じないようにすることや、軽くすることはできます。

プレママや産後のママにお伝えしたい、子育て中の孤独感との向き合い方についてお伝えします。

周囲の人を頼る

子育て中の孤独を感じにくくするには、夫に育児・家事をしてもらうことはもちろん、両親、きょうだいなど、たくさんの人を最初からどんどん頼って巻き込んでいくことが大切です。

プレママは、出産後の家事育児の分担について、夫とじっくり話し合う時間を取りましょう。育休が取れる環境にないパパも多く、実際には思った通りにはいかないこともあるかもしれませんが、夫に子育てに対する意識や知識を高めてもらうことはできます。

また、産後、赤ちゃんのことが愛おしすぎて、「他の誰にもこの子に触れさせたくない」「他の誰かに任せると安心できない」という思いが強くなる人もいます。

そうなると、赤ちゃんのお世話はママが積極的に一人でやることになり、夫や周囲がなかなか入っていけません。

これが常態化すると、夫も「子どものお世話はママがやるから、自分はやらなくても大丈夫」と思うようになります。

そして、いざ誰かの手が必要になった時、誰も手を差し伸べてくれない(差し伸べられない)…という状況になってしまうこともありえます。

子育ては母親一人でするものではないし、できるものではありません。

オムツ変え、ミルク、沐浴(入浴)、お着替え、抱っこや寝かしつけなど、積極的に周囲の人にもやってもらいましょう。特に、パパと赤ちゃんの触れ合いを多く持つことは大切です。パパに父親としての自覚を強く持ってもらうことができますし、子どもに対する愛着も強くなります。

赤ちゃんも、早いうちから父親を安心できる存在として認識するようになるので、家族としての絆が深まります。