「昨日つい飲みすぎてしまって、頭が痛い」

「二日酔いで、胃がむかむかする……」

前日に飲んだお酒が抜けず、頭痛や吐き気などの不快な症状が出る二日酔い。お酒の席の楽しい雰囲気で飲みすぎてしまい、翌日に後悔した経験を持つ方も多いのではないでしょうか。

今回は二日酔いの予防法と対処法、二日酔いにおすすめの漢方薬について解説します。

1.二日酔いのメカニズムをおさらい

二日酔いとは、お酒の飲みすぎによってアルコールの代謝物質である「アセトアルデヒド」が分解しきれずに、体内に残ってしまう状態のこと。

アセトアルデヒドは頭痛や吐き気などを起こす有害な物質です。通常、アセトアルデヒドは肝臓で酢酸に分解され、酢酸は血流に乗って全身をめぐるうちに水と二酸化炭素に分解されて呼気や尿などとして排出されます。

しかし、アルコールを摂取しすぎるとアセトアルデヒドの濃度が高くなり、二日酔いになってしまうのです。

二日酔いを避けるには、お酒を飲みすぎないことが重要です。加えて、二日酔いの予防法と対処法をきちんとおさえておくことで、楽しくお酒と付き合えるようになるでしょう。