(写真左より)新井貴浩監督(広島東洋カープ)、高津臣吾監督(東京ヤクルトスワローズ)

開幕戦を明日に控えた3月30日、『JERA セントラル・リーグ公式戦 2023』開幕前日共同記者会見が行われた。神宮球場では東京ヤクルトスワローズ・高津臣吾監督と広島東洋カープ・新井貴浩監督が意気込みを語った。

高津監督「いよいよシーズンが始まる。長いシーズン色んなことがあると思うが、みんなで力を合わせて何とか乗り越えて、最後は頂点に立ちたい」
新井監督「私にとって初めて監督として迎える開幕戦。しかも高校の大先輩である高津監督が率いるチーム、しかも連覇中のチャンピオン。チャレンジャー精神でぶつかっていきたい。胸を借りるつもりで臨みたい」

開幕戦の予告先発はヤクルトが3年連続7度目の小川泰弘、広島が5年連続の大瀬良大地だ。
高津監督「今年キャンプから充実したキャンプを過ごしていた。悩んだが、彼に個人としてもチームとしてもいいスタートを切ってほしい」
新井監督「大瀬良です。キャンプからいい状態。彼を中心に今年1年回っていくと思う。みんなが認めたカープのエース。彼のピッチングを楽しみにしている」

ここを見てほしいというアピールポイントを問われると、両監督はこのように答えた。
高津監督「楽しみながら野球をやるところ。時として肩を落としながら野球をやることもある。スワローズの野球を楽しんでもらえれば」
新井監督「私自身明るく厳しく戦っていきたい。選手たちは喜怒哀楽を出していいと思う。その方がファンも見ていて楽しいと思う。感情を出しながら戦う姿を見てほしい」

両監督とも声出し応援を歓迎した。
高津監督「監督1年目の時、開幕が遅れて、しかも無観客でスタートした。心からうれしい」
新井監督「コロナ禍で入った選手たちの反応が楽しみ。神宮でもたくさんのファンが足を運んでくれると思うので、楽しみにしている」

両監督は改めて今季の抱負を口にした
高津監督「長いシーズンいいスタートを切りたいが、色んなことが起こる。前向きに明るくスワローズらしく戦っていきたい。再スタートと言うかリスタート。新しいことに取り組むことは大事。今年、僕自身、去年の(日本シリーズの)悔しさを持って忘れずに戦い通そうと思っている」
新井監督「私たちのチームは前評判が低い。ありがとうございます。やる気にさせてくれる。ファンには下馬評が低いチームが強いチームを倒していくのは楽しんでもらえれば。長いシーズンいい時も悪い時もあると思うが、悪い時にしっかり道を示す監督でありたい」

『JERA セ・リーグ』開幕戦・ヤクルト×広島は3月31日(金)~4月2日(日)・神宮球場にてプレーボール。3月31日(金)のチケットは予定枚数終了、4月1日(土)・2日(日)のチケットはスワチケにて残りわずか。開幕戦の模様はBSフジにて生中継。