北乃きい 北乃きい

世界最高峰のバレエ団、ニューヨーク・シティ・バレエ団の日本公演が、10月21日に東京・オーチャードホールにて開幕した。二十世紀最大の振付家ジョージ・バランシンが創設し育て上げた本バレエ団は、ニューヨーカーから現在も絶大な人気を得ており、そのほとんどの時間を本拠地で費やす。そのためか海外公演の期間は短く、4年ぶりの来日にも関わらず、今回の来日では東京公演と大阪公演を合わせて6回のみの貴重な上演だ。

ニューヨーク・シティ・バレエ 2013 チケット情報

公演前には、会場エントランス前に敷かれたレッドカーペットに著名人が登場。熊川哲也率いるKバレエ カンパニー『白鳥の湖』に出演中のバレエダンサー宮尾俊太郎は、ニューヨーク・シティ・バレエ団の魅力を「バランシンの作品を直に継承している」ところと言い、タンバリンを片手に踊り超絶技巧で魅せる『タランテラ』(プログラムA)を注目演目としてあげた。また、小さい頃からバレエを習っているという北乃きいは、「自分で当日券に並んで見に行く」というほどのバレエ好き。当日上演される3演目全てが楽しみと目を輝かせた。

昨年、宝塚歌劇団を退団した音月桂も「すごくドキドキしてきました」と本公演への期待を語り、(踊りたいという気持ちに)「今夜は駆られるかもしれない」と笑顔を見せた。またミュージカルで親しまれている『ウエスト・サイド・ストーリー組曲』(プログラムA)が「バレエの中でどのように物語が流れていくのか」が楽しみと語った。

数々の有名デザイナーや一流メゾンとコラボレ―ションしているニューヨーク・シティ・バレエ団はその衣装にも関心が寄せられる。ファッション・デザイナーのドン小西はスワロフスキーとのコラボレーションした衣装やアクセサリーを纏う『シンフォニー・イン・C』(プログラムB )を楽しみのひとつに上げた。

その他レッドカーペットには、女優の高見恭子やフラワーアーティストのエルベシャトラン、アイドルグループCheeky Paradeの関根優那と溝呂木世蘭、アナウンサーの生島ヒロシと次男でダンサー・俳優の生島翔が登壇した。

■ニューヨーク・シティ・バレエ 2013
プログラムA…セレナーデ、シンフォニー・イン・スリー・ムーヴメンツ、タランテラ、ウエスト・サイド・ストーリー組曲
プログラムB…白鳥の湖~バランシン版(1 幕ver.)、フォー・テンパラメンツ、シンフォニー・イン・C

<東京公演>
10月23日(水)14:00 開演/A プロ、19:00 開演/B プロ
会場:Bunkamura オーチャードホール

<大阪公演>
10月26日(土)18:00 開演/A プロ
10月27日(日)18:00 開演/B プロ
会場:フェスティバルホール