BoA、東方神起らが所属する韓国大手芸能事務所「SMエンターテインメント」のアーティスト10組が10月26日と27日、東京ドームで「SMTOWN LIVE」を開催。4時間半に渡って熱狂かつ華麗なステージ・パフォーマンスを繰り広げ、計10万人を熱狂させた。

2012年の春に米L.A.からスタートした3度目のワールドツアーの一環で、昨年夏の日本公演を経てソウル、ジャカルタ、シンガポール、バンコク、北京など世界各地を巡り、約1年2か月ぶりに再び日本で開催を迎えた。

J-Minのパワフルな歌声で幕を開けたライブは、天上智喜 The Grace、f(x)、KANGTAと続き、盛り上がりをみせる中、早くも同ライブの特徴のひとつであるコラボレーションステージに突入。ヘンリー(SUPER JUNIOR-M)が弾くピアノに合わせ、ティファニー(少女時代)が一緒にドラマチックなバラードを熱唱。ふたりの歌唱力に5万人がうっとりしていたかと思えば、一転、チャンミン(東方神起)とキュヒョン(SUPER JUNIOR)がイチゴの被り物をつけて登場し、ゆずの『いちご』でコミカルでキュートなダンスを披露、会場を爆笑の渦に巻き込んだ。

中盤では、キュヒョンとソヒョン(少女時代)のデュエットや、ユンホ(東方神起)、ドンへとウニョク(SUPER JUNIOR)、テミン(SHINee)、カイとレイ(EXO)、ヒョヨン(少女時代)の7人の豪華なメンバーによるダンスなど様々なコラボレーションが実現。後半にもタオ(EXO)、ジョンヒョンとテミン(SHINee)、J-Minという組み合わせでヘビーなロックチューンをパフォーマンスするなど、どれも見応えあるステージで観客を魅了した。

各アーティスト単独のパフォーマンスにも客席は熱狂。新人ながら、エネルギッシュでスケールの大きなパフォーマンスを見せたEXOに、曲ごとにキュートに妖艶に様々な魅力を発揮した少女時代など次々にトップアーティストが登場。SHINeeは、夏にリリースした『Boys Meet U』で5万人をヒートアップさせれば、BoAは新曲『Message』(10月23日発売)を初披露。ヒチョルが復帰したSUPER JUNIORは、SUPER JUNIOR-Mも含めた幅広いパフォーマンスで客席を圧倒した。

そして、圧倒的な存在感を示したのは東方神起。会場が東方神起のテーマカラーである赤のペンライトで真っ赤に染まり、ふたりが『呪文-MIROTIC-』や『Why?(Keep Your Head Down)』『ウィーアー!』『OCEAN』などヒット曲を次々と繰り出すと5万人が大興奮。『Somebody To Love』では、会場が一体となってペンライトを振り回し、最高の時間を分かち合った。

最後は、10組46人全アーティストが登場し、同ライブのテーマ曲『Hope』を歌い、華やかにステージの幕を下ろした。