「先日別れた不倫相手は年下で、バーで知り合った男性でした。

友達と飲みに来ていた私に気さくに声をかけてきて話が合い、盛り上がるままその後も連絡を取り合っているうちに、体の関係を持ちました。

彼は『妻とは冷めきっているから』と言っていたけど、実際週末にひとりでバーに行くくらいだから本当だったのかもと思います。

それなりに好きだったし続けていきたかったけれど、別れようと思ったのは彼がホテルで過去の恋愛について話してくれたとき。

『俺、自分に自信がなくて昔から酒の勢いに頼るところがあって、これまでもバーとかスナックに来る女性ばかり狙ってきた』と普通に話す姿に違和感を覚えました。

『酔った女性をお持ち帰りするってこと?』と尋ねたら、『そうじゃなくて、酔って本性を出している女性が好きなんだよね、この人はシラフのときはどんな感じなのだろうって想像したり、ギャップを楽しんだりする感じ』と彼は返してきて。

黙っていたら、『酒に弱い女性ってすぐ本性が出るから落としやすい』と笑顔で続けてきて、そういえば出会ったときに最初この人は私より酔っていた女友達のほうに声をかけていたなと思い出しました。

たまたま隣の私と話が盛り上がったから仲良くなったけれど、不倫相手にできそうな女性をそんな目で見る彼に一気に嫌悪感が湧きましたね……。

『じゃあ私のことも酔った姿を見て好きになったの?』と聞いたら『そうだね』とあっさり返してきて、こんな男と不倫なんかしている自分が情けなかったです。

それからすぐこの人とは別れたけど、二度と不倫なんてしないしバーに行くときは男性に注意しようと改めて思いました」(36歳/イラストレーター)

酔った状態の女性を狙うのは本当に悪質だと思いますが、不倫相手になってくれる女性などそうそう都合よく見つからないのが現実で、既婚男性の必死ぶりに寒気がするようなこちらのケース。

「本性」にこだわるのはそこを見定めてから不倫相手にしたい下心があるわけで、どこまでも自分のことしか考えていないといえます。

お酒の出る場所では、こんな男性の存在も頭の隅に入れておきたいですね。