4.イクメンぶるな!

「うちの夫は、何かというと『よそのダンナに比べると家事ができる、よくやっている』とアピールしてきます。調子に乗って家事も育児もやってもらうに越したことはないので、普段は私も周囲といっしょになっておだてたり、『ありがとう』と言ったりするよう心がけています。

が、一度、虫の居所が悪いときに『夫婦二人で働いてるんだから、家事を半分やるのは当たり前でしょうが!イクメンぶらないでよ!』とホンネをぶちまけたら、夫が絶句してしまいました」

4つ目に紹介したのは、イクメン夫に対して妻が思わず投げてしまった一言です。

最近では、家事がそこそこできて、育児にも積極的な「イクメン」夫も増えています。「うちのパパはイクメンで助かる」という妻の声もよく聞きます。

ただ、一方で、意外と多いのが自称イクメンにイラッとするという声。

家事・育児の大部分をこなしても「ママだから当たり前」と見られがちな妻としては、一部分を手伝うだけの夫にイクメンアピールされると複雑な気持ちになりますよね。

とはいえ夫側からすると、できることをやろうと頑張っているのに「イクメンぶるな」と言われたら「じゃあどうすればいいの!?」ということに。

家事や育児も当然のように淡々とこなしてくれるのが理想ではありますが、頭ごなしに「イクメンぶるな」はやはりちょっとキツイかも。

アピールがあまりにうざいときは「それくらい、いまどきは当たり前だよ」とか「○○と○○と○○は私がやってるでしょ」と、あくまで穏やかに、チクリと諭す程度にしておきましょう。

以上、妻たちの声から考えた4つの「夫に対するNGワード」を紹介しました。

夫婦ゲンカで使えば攻撃力は抜群ですが、威力がありすぎて、夫が意気消沈して立ち直れなくなる可能性があります。その上、妻側に大したメリットもなさそうなので、禁句にした方がよさそうです。

夫は想像以上にナイーブ!?

ちなみに、夫たちの声にも耳を傾けてみたところ……

「とにかく妻に強い言葉でダメ出しされると傷つくし、へこむ」

「仕事で帰りが遅くなっただけなのに、『どこ行ってたの?』『何してたの?』といちいち探りを入れられると、疑われているみたいで何も言えなくなる」

「家族のために毎日必死で仕事してるのに、家では『もっと家のこと手伝って』としか言われなくてつらい」

といった声が聞かれました。男性って、ずいぶん些細なことでへこむんですね…。

どうやら夫たちは、夫たちは妻が思っている以上に妻の言葉や顔色を気にしていて、些細なことでも意外とダメージを受けているようです。

「普段こんなに我慢しているのに!」そんな気持ちがついつい言葉になって出てきてしまう夫婦喧嘩。

しかし、妻が思っている以上に夫はその言葉に傷ついている可能性大!

カッとなって攻撃する前に、夫の気持ちを考えてみることも必要かもしれません。

思っていることは普段から、自分のストレスにならないよう小出しにしていく努力をすることで夫婦喧嘩のヒートアップも避けられるかもしれないですね。

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。